夢で逢いましょう

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『待って待って!!そんな任務絶対無理……ッ!!って、また朝になってる』



また新しい一日が始まり、いよいよとしみつくんと会う日がやって来た。私は布団から出て昨日のうちに用意した服に着替えた。



『…大丈夫かな？』



鏡で変じゃないか確認する。地味じゃないかな……？
こういうの馴れてないから不安になってしまう。



それより夢の中で言ってたヒロミツ隊長の任務が頭から離れない……




“としみつの恋心を射止める事だ!!”






私がとしみつくんの恋心を射止めるってどういう事？これってとしみつくんが私の事を好きになってもらうって事!?



いや、としみつくんがこんな私を好きになるなんて絶対有り得ない。きっと他の誰かに違いない。だから私はとしみつくんと誰かさんの仲裁役なんだ。



だから私はとしみつくんの事好きになっては……ッ



『……ッ』



どうしてだろう。としみつくんの事を考えると胸の奥が苦しい。としみつくんに会ってから頭の中がとしみつくんの事で離れなくなった。



それに、あの夢を見るようになってから私の人生が盛大に変わった。夢の中に出てくるとしみつくん達は現実の私をサポートしてくれてる。



現実のとしみつくんと夢の中のとしみつくん……何か関係があるのだろうか。




〜〜♪



1人で考えてる中スマホに1件のメッセージが入った。メッセージの送り主はこれから会うとしみつくん。



としみつもう少しで着くけど準備終わってるか?



そういえば今何時……？ふっと時計を見るともう少しで集合時間の10時を指そうとしていた。



『えぇ!?もうこんな時間!?』



私は急いで残りの支度を済ませ、としみつくんが待っている駅へとダッシュしたのであった。



果たして私ととしみつくんのお出かけはどうなる事やら……

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