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そこには赤い電話を持ったとしみつくん。しかも不機嫌そうな顔で私を見つめる。もしかして私電話の邪魔を……
『ご、ごめんなさい…!!お取り込み中とは知らずに…』
｢こちらこそすまない。ちょっと取り引き先と揉めてしまって…｣
『あの塚のこと伺いますが…としみつくん…だよね？』
｢としみつ？誰です？僕は東海カンパニーで務めてる課長の鈴木と申します｣
『鈴木…課長？』
またもや、としみつくんにそっくりな人が登場して戸惑う私。今回は真面目そうな人みたい……
『あの、東海カンパニーってどんな会社ですか？』
鈴｢おや？東海カンパニーに興味が？弊社は……えーと……何だっけ？｣
『えっ？』
鈴｢ここんとこ、オレンジ髪の社長がバイクに乗ったりイカのゲームしたりと大事な仕事をほっぽり出してるから上手く経営できてないんだ｣
『そ、そうなんですか……』
オレンジ髪の社長って……どんな人なのか一目会ってみたいな。
鈴｢ところで君も仕事を務めてるようだね？｣
『そ、そうですが…』
鈴｢そんな君に僕がアドバイスを与えよう。仕事をする時は何時でも報連相!!報告、連絡、相談……!!特に女の上司には気をつけろよ!!｣
『報連相……女の上司……』
女の上司に注意って一体どういう事なんだろう……そんな事考えていると、鈴木課長が持っている電話が鳴った。
ﾄｩﾙﾙﾙﾙ……
鈴｢はい……ッ!!ったく、そーゆーのは電話で報告すんな!!｣
ｶﾞﾁｬﾝｯ!!
鈴木課長は電話を出たかと思えば怒りの表情を見せながらすぐに電話を切った。
『す、鈴木課長……？』
鈴｢……ッ!!す、すまない!!うちの部署のエースがよくくだらない内容で電話する事が多くて……｣
『そ、そうですか……』
鈴｢ったく、この会社もロクな奴がいねぇな。はぁ今日も残業か……｣
『えっと……何か手伝いましょうか？』
鈴｢ありがとな。でも大丈夫。大した量じゃないし、その言葉を言ってくれただけでめっちゃ嬉しい｣
鈴木課長は私の頭を撫でながら｢君みたいな子が来てくれたら嬉しいなぁ｣と微笑んだ。
『えっ……？』
鈴｢す、すまない!!僕勝手な事を……忘れてくれ!!｣
『は、はい……ッ!!』
鈴｢それに明日の仕事が終わればデートだろ？頑張って仕事終わらせろよ｣
『えっ!?ちょっ……!?』
私は彼に言い返そうとした時、いつもの白い光がやって来て鈴木課長の身を包んだ。
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ぺぺぺ(プロフ) - 蛍さん» 蛍様、コメントありがとうございますm(_ _)m最近更新遅めですが、それでも読んで頂けたら嬉しいです!! (2022年7月21日 17時) (
レス) id: 83a7dfa38f (このIDを非表示/違反報告)
蛍(プロフ) - コメント失礼します。ぺぺぺさんの作品、全作見てます！更新頑張ってください！ (2022年7月20日 12時) (レス) id: 1c4d9bd2ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぺぺ | 作成日時：2022年5月18日 17時
