ツンデ恋歌2 (ページ40)

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｢──うん。いいですね!!以上で撮影を終了します。ありがとうございました!!｣

『｢ありがとうございました!!｣』

全員での撮影も無事終わりホッとする私……じゃない!!これからとしみつと2人きりで話があるんだった!!

一体何言われるんだろ……アイツを怒らす事なんかしたかな……？

て｢──ッ!!Aちゃん!!｣

『……えっ!?なにっ!?』

て｢どうしたの？さっきから呼んでるのに｣

『あぁごめんね。それでどうしたの？』

て｢俺達これからご飯行くけど、Aちゃんも行く？｣

『あー……ごめん。私これから予定あるからパス!!』

て｢そっかー……じゃあ、としみつー。一緒にご飯……っていない｣

『えっ……』

さっきまで一緒にいたとしみつが、いつの間にかスタジオ内から姿を消していた。

ゆ｢さっき｢用事あるから先帰る｣って出てったよ｣

て｢なんだよアイツ。先に帰るなら前もって言えよ｣

違う……としみつは帰っていない。先に待ち合わせの教会に行ったに違いない。

私も先に帰るねと伝え、ウエディングドレスのまま教会へと向かった。

『……』

教会の前に着いて、扉の前で立ち止まる私。

この中にとしみつがいるんだ……ただ話すだけなのにいつも以上に緊張が走る。

ダメだ!!そんな感じになったら彼と喧嘩して最悪な事が起こりそう。そんな時は深く深呼吸しよう。

『すぅー……はぁー……よしっ』

深呼吸したおかげか少しは緊張が解れた。私は気持ちを切り替えて、目の前の扉を開いた。