73 ページ24
『おはよー』
り「おはよー…って、Aちゃん髪結んでる!!」
虫「ほんとだ。どうしたの?」
『うーん。ちょっとイメチェン?』
いつもは髪を伸ばした状態でいる私だが、今日に限って寝癖が酷くて下にツインテールにして誤魔化してみた。
て「ツインテのAちゃん可愛い〜」
『えへへ、ありがと』
私は皆と話してる中としみつが少し遅れてやって来た。
と「はよー」
し「見て見てとしみつ!!Aちゃんが可愛い!!」
と「は?……ッ!!」
『……ねぇどうかな?』
私はとしみつにツインテール姿を見せると、とんでもない言葉が出てきた。
と「……ガキくせぇ」
『はぁ!?ガキくさいって!?』
と「いい歳してツインテールとか痛いだろ」
ゆ「としみつ、それは……」
『……もう、としみつの馬鹿ぁ!!』
その後撮影が始まり、私以外の皆はカメラの前で撮影中……その間私は洗面台の前で自身のツインテールを眺めてた。
としみつの言った通り、この歳でツインテールはキツいよなぁ……私はヘアゴムを取ろうとすると……
と「……A」
『と、としみつ!?』
撮影中のはずのとしみつが私の前にやって来て抱きしめてきた。
『な、何っ!?どうしたの!?』
と「何で髪縛ってきたの」
『え?それは寝癖が酷くて……』
と「そっか……」
『でもとしみつ、ツインテ好きじゃないんでしょ?』
と「んなわけねぇよ。お前のツインテ可愛いと思ってるし!!」
私は『じゃあどうして?』と問いかけると、としみつは私の首筋にキスをしてきた。
と「髪縛ってたら跡隠せねぇだら?」
『……ッ!!』
私は顔を真っ赤にしていると遠くから、としみつを呼ぶ声が聞こえた。としみつは「今行くー」と言って私の元から離れていった。
私は恐る恐る鏡でとしみつがキスした首筋を確認すると、そこは薄い赤色の跡が残っていた。
『……ッ!!』
これは絶対隠さないと!!と顔を更に赤くしながらヘアゴムを外して首筋の印を隠した。
143人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2022年1月7日 23時