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眠たすぎて仮眠券を使用することになった私ととしみつ。もう目がしょぼしょぼする……
1秒でも早く寝たいからすぐに布団に入って瞳を閉じようとすると……
『……だぁ!?なんでそんなにピッタリくっつくの!?』
まさか私の横にはとしみつがやって来て、しかもとてつもない至近距離で寝ている。
『こんなに広い部屋なのに、そんなに近くにいる必要ないじゃん!!』
と「あぁ?別にいいだろ。誰がどこで寝ようが俺の勝手だろ?」
『だからってこれは近すぎでしょ!!』
と「うるせぇなぁ……俺は1秒でも多く寝たいんだって……」
『……ッ!!それはこっちの台詞だよ!!』
と「はいはい…わーったよ」
としみつは私の話を聞き流しながら、私の腕を抱き枕代わりにしながら寝始めた。
『ちょっ…!?としみつ!?』
私は空いてる方の手で彼を揺らすも、彼も眠たかったのかすぐに寝息を立てていた。
こうしている内に仮眠の時間が削られていく。私は『はぁ…』とため息をつきながら、このまま瞳を閉じた。
***
﹨Yeah〜♪∕
としみつのスマホから多分アラーム的な音が聞こえ、目覚めた私ととしみつ。もう少しまともな音は無いのかと言いたいところだが、喧嘩になりそうだから辞めよう。
ニ「次ビリヤードなんで移動しますよー」
『眠たい……』
と「二度寝したらアウトになるぞ。ほれ行くぞ」
私は眠い目を擦ってると、としみつは私の腕を引っ張りビリヤード会場へ向かった。
ビリヤードが始まるも眠過ぎて球を弾こうとするも、ぴょこぴょこと球がカエルみたいに跳ねてしまう。私こんなにビリヤード下手だったっけ?
結局しばゆーとゆめまるがミラクルショットをして、負けた私は酒を飲むはめに。
『……んぅ!?』
と「炭酸強くね?」
罰ゲームで飲んだお酒は何故かアルコールより炭酸が強く、少し眠気覚ましになった。
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作者名:ぺぺぺ | 作成日時:2022年1月7日 23時