望ム場所ニ居ル為ニ ページ34
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組合が突然の襲撃を仕掛けて来た後、私は
裏路地や貧民街。
其れは何処も見ても、冷たくて暗い。深い深い闇に包まれていた。彷徨い歩き判った事、其処はもう、私の居場所じゃなかった。
もう一度
けれど私は、二度と過ちを繰り返したくなかった。
「......それより先ずは、組合の対処。 あれ」
これ以上話してしまったら、
優先するべきなのは、組合だ。私は話を殆ど無理矢理終わらせ、物陰からこっそりと顔を出すと指を差す。
「何処にも爆発騒動なんて無いようです。通報は悪戯ですね、全く!」
「そうか......悪戯で何よりだ」
倉庫から少しだけ離れた場所に、車が一台停車していた。側には二人の男が居る。一人は二十代そこそこの若い男、もう一人の方は五十代後半から六十代位の年配者だった。
白と黒の二色の色合いが特徴の車体には、大きく“ POLICE ”と云う文字が見える。
彼等は市の警察官だ。
「偽の通報で市警を呼んでおいた、警察と一緒なら組合も気軽に手出し出来ない......来て」
「......鏡花ちゃん、如何して戻ったんだい?」
彼はまるで、引き止めるかの様に私に尋ねてきた。
「行方不明の儘でいれば、戦争に巻き込まれずに済んだのに」
「私の居場所は......探偵社だけだから」
明るい世界、陽の当たる世界を見せてくれた。私は貴方に出会って、生まれて初めて“ 成りたい ”ものが出来たの。
自分が“ 居たい ”と、強く望む場所が出来たの。
だから、私は戦う事を決めた。
望む場所に居られる様に、成りたいと思うものに近づく為に、今回の戦争で必ず勝たないといけない。
「
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ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ヤヨイ―さん» 有難うございます!コメント、本当に嬉しいです。続編も頑張りますっ (2019年7月17日 23時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵 ―ヤヨイ― - 第二シリーズお疲れさまでした(拍手) 続編も心待ちしております、ミサぽんさんのペースでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月17日 23時) (レス) id: 03eb66dcd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミサぽん(プロフ) - 夜宵 ―ヤヨイ―さん» コメント有難うございます、何回もしてくださり 本当に嬉しいです! 楽しんでもらえるよう 頑張りますっ (2019年6月16日 16時) (レス) id: ec52e47c5d (このIDを非表示/違反報告)
夜宵 ―ヤヨイ― - 早速の続編!ありがとうございます!!(感涙) (2019年6月16日 16時) (レス) id: 03eb66dcd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミサぽん | 作成日時:2019年6月16日 15時