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『え、アイス？』
流「コンビニですけど」
渡されたレジ袋を覗くと、見慣れたアイスがたくさん入っていた。
『ちょうど食べようと思ってたところだから嬉しい、ありがとう。でも、なんで？』
流「伝言預かってきたんです」
『伝言？』
流「はい。大ちゃんと大橋くんが、勉強頑張ってって」
なんて優しい人たちなんだ。
2人とも大学受験を経験してる身、思い出して感じるものがあるのだろう。
流「僕は専門学校で、みんなみたいに必死に勉強しないんで。受験勉強の辛さとか、正直分かんないです。そんな僕から勉強頑張れなんて言えないんで、アイスの差し入れです」
『え、そんな…。わざわざいいのに』
ニコニコと笑う流星くんはいつ見ても可愛いが更新されてる。
彼の笑顔を見たら、疲れが一瞬で吹き飛んだ気がした。
流「あと…僕、謙杜と知り合いなんですよ」
『…えっ！？』
流「言ってませんでしたよね。大阪にいた時の友達なんです」
『そうなの！？』
同じ東京に引っ越してきたとはいえ、こんな近所に住んでるなんて…そんなこと、普通ある！？
流「謙杜からちょくちょく聞いてますよ、Aさんのこと」
『うーん、私に害があるようなこと言ってないといいんだけど…』
流「大丈夫ですよ。可愛いしか言うてないんで」
『それだよ！』
流「謙杜、Aさんにめっちゃデレデレやなーって思ってます」
『恥ずかしい…』
流「でもそんな謙杜からも伝言預かってますよ。もしかしたら、まだ言うの早かったかもしれんけど…」
ほんの少し鼻で笑うと、流星くんはニコニコ笑顔から途端に真剣な表情になる。
発せられた流星くんの言葉に、背筋が凍った。
流「ごめん、大阪戻るわ、って」
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
