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Aside
時は流れて3年の夏休み。
3年に上がると、私と謙杜のクラスは離れた。
だけど毎日のように私の教室にやってきた。
謙杜が休まない限りは一緒に帰ることが約束され、部活が終わるまでは生徒会室で待ってる。
教室に残っていると厄介な陽キャに絡まれるし、生徒会室だったら道枝くんもいるし、とのこと。
夏休み期間の今は、バイトを控えて勉強に集中。
謙杜にはまだ言ってないけど、実は教育学部のある大学に入って、教諭免許を取得するつもりでいる。
英語を学んで活かすには、教師の道しかなかった。
謙『俺に教えてくれたときめっちゃ分かりやすかったで？』
人の言葉には力がある。
何気なく言ったことだと思うけど、その言葉で私は教師の道を目指してたんだと思う。
謙杜は専門学校で、いわゆるAO入試。
面接だけだからと、今は最後の大会に向けて部活にめいっぱい打ち込んでいる。
謙杜もご両親と話し合えたみたいだし、夢を諦めずに追いかけられてるみたいだから、とりあえず良かった。
キリの良いところまで問題集が終わって時計を見ると、16時を指そうとしていた。
アイスか何か食べようかなぁと思いながら階段を降りると、インターホンが鳴る。
インターホンと繋がっているリビングのモニターには、久しぶりに見る可愛らしい顔の主がいた。
え、なんで来てるの？
疑問を抱きながら玄関のドアを開けると、私を見るなりニコッと笑う彼。
汗ばんだ額に引っ付く柔らかそうな髪が、外の暑さを物語っていた。
『流星くん？どうしたの？』
流「すいません、勉強の邪魔して。アイスの差し入れです」
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
