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好きを、貫く。
『誰に何を言われても？』
流「貫きますよ、自信がある限りは。自信があれば意外となんでもこなせるんですよね、人間って」
流「その自信を失くしてしまわんように、自分の未熟さはしっかり理解しつつ、その中でも自分の長所を作って、それを目いっぱい伸ばす。もしそれが他より劣ってても、自分の武器であることには変わりないでしょ？」
1つ下なのに、説得力がすごくて圧倒される。
高校2年の私でさえ、イマイチ進路の考え方が分かってないのに。
和也さんみたいに何かを諦めるわけでもなく、大吾さんみたいに自分を守るために必死になっているわけでもない。
流星くんなりの、高校生らしい、真っ直ぐな考え方。
同じ年代だからか、流星くんの言葉が1番しっくり来て、1番理解出来た。
流「Aさんは、進路の何に悩んでるんですか？」
『えっ』
流「だって、僕とか大ちゃんとか大橋くんとか、いろんな人から聞いてるじゃないですか」
そうだった。
私はただ、和也さんの進路を参考に、謙杜に何か声をかけてあげられたらと思って聞いただけ。
ついでに大吾さんと流星くんのことも聞いたら、私が悩んでると思われてるに違いない。
私だったらそう思ってる。
顔の整った3人からじっと見つめられ、やっと出た声はくるりと裏返った。
『と、友達が悩んでて…』
流「絶対嘘や！」
『いや！これは本当！』
流「これはって何！これはって！どこから嘘やねん！」
さっきまでのキュートなお顔はどこへやら、ギャンギャンと吠え出して、思わず和也さんの後ろに隠れる。
大きい背中の後ろから覗くと、大吾さんが流星くんを捕まえていた。
和「Aちゃんの話はまた聞いたらええねんから、今日はもう帰ろや。俺めっちゃ疲れたわ」
大「そうやで流星。また聞こ」
流「ぐぬぬ…絶対聞き出したるからな」
『なんで私こんな事情聴取みたいになってるの？』
しかも流星くん敬語！外れてる！
いや、流星くん可愛いから別にいいけども。
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
