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Aside
謙「大好きやったよ」
『えっ…』
大好き「やった」って…。
どういうこと？
もう、好きじゃないってこと…？
ドクドクと脈打つ速度が速くなる心臓は、周りがザワつき出したおかげで謙杜には聞こえなかった。
恐る恐る謙杜の顔を見ると、にっこりと微笑んでいる彼。
今さっき、別れを告げられたはずなのに、なんで…？
そう思ったのも一瞬だった。
謙「今年もよろしくな」
…えっ？
…。
…あっ！
『そ、そういう…！』
謙「そういうって、どういう？」
『いや、何も…』
ニヤつく彼が1歩前へ進むと、手を引かれて私も1歩前へ。
そういうことか。
わざと過去形にされたんだ。
去年が終わる直前に。
周りでは「おめでとう」とか「今年もよろしくね」という会話が飛び交っていた。
謙「少なくとも、あと1年は俺に付き合ってや」
『言われなくても』
年が開けた。
新年早々、謙杜への好きが溢れる。
正直、この関係がいつまで続くか分からない。
いわゆる倦怠期も来るだろうし、ずっとこんな風に仲が良いわけじゃない。
でも、それでいい。
今は謙杜を嫌いになる理由なんてないから。
理由が出来たとしても、それはきっと知らなかった謙杜が見えただけだから。
多分、嫌いになんてなれない。
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
