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謙杜side
父さんとちゃんと話した。
未だに認めてくれへんところはあるけど、俺の揺るがん意志はちゃんと伝わったっぽい。
俺の夢は、ファッションデザイナー。
そしてもう1つ、デザイナーの夢が叶ったらどうしてもやりたいことがある。
実は今もちょっとずつ進めてて、でもいつ実行できるかは分からん。
まぁ、それまで続いてればええんやけど。
お風呂に入って、Aに父さんとちゃんと話したことを連絡しようとスマホを開くと、何件もメッセージが入っていた。
A：謙杜
A：助けて
A：おいかけられてる
謙「…え？」
電話も何件か不在着信になってる。
お風呂に入ったばっかりやのに、一瞬で熱が引いていく。
部活で着てた防寒着を上下着て、家を飛び出した。
母「どこ行くん？」
謙「コンビニ！！！」
エレベーターを待ってる時間が嫌で、階段をかけ下りる。
最悪や。
なんで？
Aは家におったはず。
家から出たってこと？
1人で？
ちゃんと言うとけば良かった。
あの時、自分のことでいっぱいいっぱいになって、Aのこと気にしてあげられんかった。
どこ行ったらいい？
Aの家？
でも追いかけられてるんやったら家にはおらんやろうし。
通りに入る曲がり角を曲がると、サイレンを鳴らしながら走る1台の救急車とすれ違った。
…まさか、ね。
胸がザワつく。
Aに何度も電話をかけると、3回目で応答した。
謙「Aっ！」
？「あ、えっと…」
でも、電話の主はAじゃなかった。
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
