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ふっと笑みをこぼした大吾さんに、私の心にある何かが突き動かされた。
自分を守るために、諦めずに必死になって突き進んでいく。
私にはきっと、そんなことは出来ない。
流「僕は専門行くつもりですよ」
『専門学校？なんで？』
流「僕、メイクアップアーティストになりたいんです」
『メイクアップアーティストって、芸能人とかのメイクしたりする人？』
流「はい。あと最近流行ってるメンズメイク、もっと広めたいんですよね」
少しだけ伏せた流星くんの瞼の上には、オレンジのラメが散りばめられている。
入ってきた時、男の子なのにメイクしてて珍しいなと思ってたけど、そういうことだったのか。
大「流星、メイクほんまに上手よな。今度大ちゃんにもして？」
流「嫌」
そしてここの2人はいちゃいちゃしがち。
何を見せられてるんだか。
『流星くんの話、ちょっと気になる』
流「え？僕の？」
大「大ちゃんは？」
流「うるさい」
大「流星！？」
和「俺も流星の話気になるー」
視界の隅でしょんぼりしている大吾さんを無視して、流星くんをじっと見つめる。
ただでさえ大きくてキラキラしている目なのに、メイクを重ねるとより眩しい。
そんな目が数回瞬かれると、ふわっと微笑んだ。
流「いや、そんな真剣に話す内容じゃないですよ。メイクが好きやから、メイクアップアーティストになりたいだけです」
和「おー、かっこええな」
流「嫌いなことやっても楽しくないじゃないですか。好きを貫いていかないと」
流星くんはビシッと手を前に出して、どこか嬉しそうに笑う。
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
