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警察の方が先に来てもうてんけど。
流「追いかけに行きました…」
警「はい？」
そうなりますよね…。
流星といろいろ説明している間、はっすんが例の不審者を引きずって帰ってきた。
はっすんはアイドルを目指してた頃の体力が未だに残ってたらしく、久しぶりに走って楽しかったとか言うてる。
マラソンのインタビューとちゃうねん。
警察にいろいろ事情を聞かれて、不審者も捕まって、とりあえずひと段落。
流「大橋くん、白衣めっちゃ汚いで」
和「え？あ、ほんまや」
ヘラヘラと笑って汚れを払うはっすん。
でもその汚れは、コケたとかそういう感じじゃない。
もっとこう…。
大「…手出したやろ」
和「出したけど…まぁ、正当防衛みたいなもんやろ」
意味ありげに笑うはっすんを見て、流星の眉間にシワがよる。
彼の本性は、俺でもあんまりよく分かってない。
和「うちの可愛いバイトに手出されて誰が黙ってられるんよ」
流「Aさんやからやろ」
和「流星でも同じことしたるで？」
流「あ、大丈夫です」
和「なんで！？」
はっすん、Aのこと可愛くてしゃーないんやろな。
俺でもそうやもん。
特に、教育してた時はずっと俺の後ろついてきて、お兄ちゃんの後を追いかける妹みたいで、可愛い。
さすがに高校生に恋愛感情は無いけどな！？
1歩間違えたら捕まるし。
まぁ、流星は知らんけど。
とりあえず、店長に連絡しとかんと。
流「あ、Aさんの荷物」
陳列棚の前に置き去りにされた、小さなバッグを手に取る流星。
中には財布やらスマホやらの貴重品が入っていた。
大「最悪や。荷物渡しとけば良かった」
自分の荷物ない！ってなったら、Aちゃん絶対困るやん。
この辺やと、駅前の総合病院かな。
届けに行こうと流星からそのバッグを預かった瞬間、彼女のスマホが鳴った。
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
