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バタンと音を立てて閉まったあと、本当にこれでよかったのか不安になる。
今からちゃんと親に話したりするのかな。
部屋に戻ってスマホを見ていたらもう18時。
あ、夜ご飯。
今日はママもパパも夜勤で家に誰もいないから、謙杜とご飯行こうと思ってたんだけど。
久しぶりに自炊でもしよう。
置いていってくれたお金と他の貴重品を持って外に出た。
『さむ…』
さっきよりもちょっとだけ多く雪が降ってて、明日はホワイトクリスマスになりそう。
謙杜、明日のこと忘れてないかな？
もしどこかに行けなくてもまたお家デートみたいなことしたいな。
もちろん、進路とか重たい話なしで。
明日のことと今日の夜ご飯のことを考えていると、後ろから声をかけられた。
振り返れば、スーツを着た穏やかそうな男性。
仕事帰りだろうか。
男「すみません」
『はい？』
男「駅ってどっちの方面ですかね？」
『駅だったら、この道真っ直ぐ行ってもらって、左に曲がると広場が見えると思うので、その広場の中を突っ切ってもらえれば見えると思います』
男「ありがとうございます。ところでお姉さん、可愛らしいですね」
そう思ったのも束の間だった。
急に褒められてニコッと笑みを向けられても、全然嬉しくもなんともなかった。
『どうも…』
男「よかったら駅まで案内してもらえませんか？」
『いや、この辺りだと駅すぐなんで分かりますよ』
男「いいじゃないですか」
突然掴まれた腕を反射的に振り払う。
この人、普通じゃない。
仕事帰りのサラリーマンが高校生の腕を掴むとか、ありえない。
穏やかそうな男性は突如笑みを消し、分かりやすく不機嫌になったのが分かった。
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檸檬の妹(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと前から読ませていただいて、作品がとても面白かったです！アナザーストーリーもしっかり読ませていただきます！ (2022年12月4日 11時) (
レス) @page50 id: 1fb600e1a2 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 下書き、頑張って！！応援してます！！ (2022年8月16日 9時) (レス) @page27 id: 64ad605d1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らずべりぃ | 作成日時：2022年7月1日 21時
