56話 ~kuroneko side~ ページ12
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「…っ」
「もうらすくさっきからビビったら黙る方式やめようやぁ。リスナーさんには声しか聞こえてへんのよ、らすくが固まってるのとか見えてへんから、な？」
［全然わかんないけど固まってるのねw］
［らすくん可愛いww］
［カメラぷりーず］
［志麻さんがお兄ちゃんすぎてw］
どうやららすくはびっくり系が苦手らしい。
さっきから幽霊みたいなのが出てくるたびに怖がってる。可愛いかよ。
でも、私やまーしぃはびびったら大声出すのが癖づいてるからいいけど、らすくはびくっ！ってなるだけでほぼ叫ばないからなぁ。たまに声出してるけど。
こうやって直接見てる分にはめちゃめちゃ可愛いのよ。でもリスナーさんには伝わらないのがつらい。
「だってビビったら声出なくなる…」
「カメラ付ける？そしたら今らすくがまーしぃにひっついてるのもリスナーさんに見せれるやん」
［！？］
［くださいカメラ！］
［えっ何それかわ］
撮れ高を気にしてしまうのは、長年歌い手としてやってきた経験のせいだ。
私の提案にせやなぁ、と一瞬迷ったまーしぃが頷いた。
「ゲーム画面ちょっと小さなるけどいい？」
［おけです！］
［大丈夫ー］
まーしぃのその言葉に、コメ欄が肯定のコメントで埋めつくされていく。…マスク持ってきてて良かった。
「じゃあ俺カメラ用意するかららすく離れてや」
「えっ…どうしてもですか…」
［は、何らすくんそんなキャラだっけ可愛い］
［ほんとにくっついてたのか…！！］
立ち上がるまーしぃに、縋りつくらすく。らすくの可愛さに沸くコメント欄。それを眺めるワシ。
カメラ付いたらこんなに可愛いイケメンが全国の人に見られるのか…何かそれは複雑、なんてね。
「ワシがいるから大丈夫よらすく！ほら進めよ！」
「ぅわ、」
［この2人癒される］
［可愛い］
不安げな表情のらすくの隣に座って、ゲームの続きを急かす私。
らすくはため息をつきながらゲームを進める。偉いぞ。
そして私は、どちらかというとらすくの顔ばかりを見てしまっていた。
綺麗な横顔。すっと通った鼻筋。
私はずっと、らすくの大ファンだった。天ちゃんに負けないくらい。
今こうやって歌い手として会えて、一緒にゲームして騒いで、配信していることが夢のようだ。
「っうわあ出た96猫！！」
「ちょっらすくの声にびびったんだけど！？」
ギャーギャー騒ぎ合っていると、まーしぃがカメラを持って戻ってきてくれた。
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暁☆(プロフ) - めぞぴあのさん» コメントありがとうございます！頑張って更新します✨️ (7月13日 0時) (
レス) id: f3c28010ce (このIDを非表示/違反報告)
めぞぴあの(プロフ) - ハマりました！続き楽しみです！ (6月29日 21時) (レス) id: 269b094ab0 (このIDを非表示/違反報告)
月 - あの。はい。無事に沼りました。更新、ありがとうございます！ (6月25日 20時) (レス) @page50 id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
暁☆(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます！大手歌い手さんも魅力いっぱいなので、ぜひぜひこの機会に沼にハマっちゃってください〜！ 私の話がきっかけになってくださればとても嬉しいです！ (6月21日 15時) (レス) id: f3c28010ce (このIDを非表示/違反報告)
月 - うわー…。文章力すごすぎません？ これから読んでこの界隈はまりそうです。irisとかはずっと好きなんですけど、大手歌い手さんには手を出してなかったんです。更新、無理のない範囲で頑張ってください！ (6月20日 3時) (レス) id: 910387af12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁☆ | 作成日時：2020年5月6日 22時
