二時限目。制作：ラスフィア ページ6
「はい。遅刻なし……と」
ターゲットは出席簿をぱたんと閉じた。
「素晴らしい！！先生とてもうれしいです」
黄色い顔に赤い丸を浮かべるターゲット。
篠田はちっとも嬉しくねえ、と呟く。
「速すぎー」
「クラス一斉射撃でも駄目なのかよ」
皆も疲れて肩で息をしている。
自分たちは殺し屋。
ターゲットは先生。
先生は触手を動かすと、ダメ出しをする。
「残念ですねえ。今日も命中弾ゼロです。数に頼る戦術は、個々の思考を疎かにする。
視線、銃口の向き、指の動き。一人ひとりが単純過ぎます。もっと工夫しましょう。
でないと、最高速度マッハ二十の先生は殺せませんよー」
「いや、てゆうかさ、ホントに全部避けてんのかよせんせー！」
「どうみてもこれただのＢＢ弾だろ？当たってるのに我慢してるだけじゃないの？」
そうだそうだ、という生徒の声に、先生は少し考えるそぶりを見せた。
「では、弾を込めて渡しなさい」
岡野が手渡したエアガンを手に取ると、先生は自分の触手に銃口を向ける。
「いったでしょう？この弾は君たちに無害ですが……」
その瞬間、先生の触手が弾け飛んだ。
教室がどよめく。
「国が開発した対先生特殊弾です。当たれば先生の細胞を破壊し、
豆腐のように破壊できる。
ああもちろん、数秒あれば再生しますが」
床をバタバタと暴れまわる触手と、再生した触手に、皆目を引き付けられる。
「だが、君たちも目に入ると危ない。
先生を殺す目的以外で室内での発砲はしないように。
殺せるといいですねえ、卒業までに……」
黄色と緑の縞模様になった顔には、笑みが広がっていた。
「さあ、銃と弾を片付けましょう。授業を始めます。
―――の前に、今日は新しく教科担任の先生が来てくれているので紹介します」
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コッペリア - 一旦更新停止します！すみませんっ (2015年9月25日 23時) (
レス) id: c8702e6d3f (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 短くてすいません！ (2015年6月28日 15時) (レス) id: 5b3c6e5489 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - ありがとうございます！ (2015年6月28日 15時) (レス) id: 5b3c6e5489 (このIDを非表示/違反報告)
コッペリア - どーぞー。書くとき聞かずにどんどん書いてね！ (2015年6月28日 15時) (レス) id: c8702e6d3f (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 十時限目、誰が書きますか？もし良かったら私が書いていいですか？ (2015年6月28日 11時) (レス) id: 5b3c6e5489 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コッペリア | 作成日時：2015年5月30日 23時
