魔法使い【wrwrd】 (ページ2)

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episode2/少年zm ページ2

2.少年zm

そこには緑のマントをつけた人が立っていた

『いやぁ浮かない顔してるから飯行ったら…あ、そいや…』

｢…なんや？｣

なんやこいつ…急に話しかけちゃ自己完結しとる…なんやねん

『あーでも夕飯家で食うんやろ？明日休みやろうから…明日のお昼前にここに集合や！美味いもん食わせたる！またな！』

そう言って緑のマントをつけた人は指を鳴らす
その途端強い風を起こり、目を瞑る。
次に目を開けた時にはそこには誰もいなかった

｢自分勝手なやつやな…あいつこそ協調性×やろ｣

だが内心ワクワクしている

何を食べさせてくれるのだろうか

ワクワクする帰り道はいつもより楽しかった

家に帰ればお母さんには何かあったの？と聞かれるくらい浮かれていたようだ

あとは寝るだけ

布団に入り明日のことを考える

｢…てかあいつ誰や？｣

次の日の昼前

お母さんにはお昼はいらないと言って駆け出してきた

『少年、今何時やと思っとる？』

｢えっと…11時や！｣

『お昼は何時や？』

｢12時…？｣

『行動が早いのはええんやけど…ここで何分待ってたん…』

｢1時間くらい？｣

『はぁ、昼前っちゅうんは大体12時になる30分前やと俺は思っとる。まぁええけど、ほな行くか！美味いもん食わせたるから！』

お店に着けばそこは香ばしくいい匂いが漂っていた