【壱】上弦の零は平和を願う 【鬼滅の刃】

鈴乃音、買い物に行くんだってよ ページ5

『 無惨、無惨！お腹空いた！！ 』


鬼舞辻 「 お前は命の恩人を呼び捨てで呼ぶのか 」


『 とりあえずお腹空いた！！ 』


お腹空いたから鬼舞辻さんに報告したとものの、鬼舞辻さんやここにいる堕姫たちは『鬼』だから、人間が食べる食べ物は食べないらしい。

後日光が無理だって。夜行性かぁ


鬼舞辻「 人間でも狩りに行くか？ 」


『 人間なんて食えたもんじゃないっていうか私人間 』


鬼舞辻「 鬼になるか？ 」『 嫌です 』(即答)



今は昼だから鬼舞辻さんは一緒に行けないらしい。

なら我慢しろと？無理！


鬼舞辻「 … 」


鳴女「 無惨様、私が見張っておきましょうか？ 」


鬼舞辻「 …そうだな、頼む。A、これを持っておけ 」


『 はーい』


琵琶を持ってる顔半分を隠した人が鬼舞辻さんに話しかける。

じゃあこの人も鬼なのかな？


『 こんにちは！あなたは？ 』


鳴女「 …鳴女でございます 」


『 鳴女！よろしく鳴女！！私はA！！ 』


鳴女「 …はい、よろしくお願いします 」




ベベンッ




……お？お？



琵琶の音で移動した。

どうやら街のようだ。


鬼舞辻さんが渡してくれた袋の中にお金が入っていた。

優しいじゃん……


とりあえず生活用品を買うことにした。

食べ物は保存の効くもの、あとはおやつ、あとは団子……


食べ物しか買ってない気もするが大丈夫だ。

私は団子を食べながら一人、そんなことを考えていた。


……さて、帰るか。



私は周りを注意深く見渡し、人気の無い路地に入った。

確か鳴女を呼べばいいんだっけか？


『 ……鳴女〜 』



ベベンッ



『 お〜凄い！ありがとう鳴女！！ 』


鳴女「 はい 」



鬼舞辻「 逃げはしなかったようだな 」


『 ただいま無惨！ 』


鬼舞辻「 呼び捨てにするな 」



鬼舞辻さんは鳴女に合図をした。すると、また部屋が変わった。

布団があって、生活用品もほとんど揃っている。


『 うわぁぁあ……！！ 』


鬼舞辻
「 Aのために用意した。こっちの襖から真っ直ぐ行けばさっきの所だからな 」


『 ありがと無惨！後帰り遅くなってごめんね！！ 』


鬼舞辻「 …次から気をつければいい 」




ベベンッ



…いなくなった。鬼って不思議だなぁ

鬼舞辻さんも甘くなってない？



( 眠い…… )



私は寝ることにした。

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