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鈴乃音、人里に行くんだってよ2 ページ23

歩き慣れない靴はやっぱキツイ。

空飛びたいな〜目立つよね〜


「 そこのお嬢さん!! 」


『 ?私のことでしょうか 』



知らない男から声をかけられる。

誰?私が鬼だってバレた??



「 はい!あの…綺麗なお方だな、と……


もし良かったら、お食事でもどうですか!?勿論奢ります!! 」


『 え…?あ、はい。お食事なら 』


「 やった!私の好きなお店があります!!きっと気に入りますよ!! 」



コイツ目的じゃなくて、食べ物目的なのだ。

いい財布がついてきた!



──────────────


『 あの…?まだつかないんですか?? 』


「 あ、あと少しです!! 」



遅い。

一体何時つくのだ。もう三十分は経ったぞ。



『 もう街から離れてるんですけど… 』


「 町外れのお店が意外と美味しいところだったりしますよ!! 」



……は??

コイツ殺していいかな無惨様

私人間は殺さないって決めてたけど気絶させるだけならいいよね??



「 もういいか…腹が減った 」


『 私もで…す…… 』



くるりと振り返り、私の方を向いたのは先程までの男性ではなく、鬼だった。



「 このまま食っちまうか…ここまで来たら鬼狩り共も来ない 」



鬼は牙をむき出しにし、今にも私に襲いかかろうとしてくる。



『 あ…あ……! 』


「 ヒヒッ そんなに怖いか?安心しろ、俺がすぐ食っちまうからなァ 」


『 ……ったのに 』


「 あ? 」


『 奢ってくれるって言ったのにぃぃぃぃ!!!!! 』パシィィィン!!!!

「 ぐぁッ!? 」



私は鬼を引っぱたき、逃げた。

夜だし、鬼狩りが来るから鬼にはならないでおこう。



『 きゃっ!! 』


「 捕まえたぜ…美味しそうだなぁ 」



「 水の呼吸 肆ノ型 打ち潮 」



目の前にいた鬼の首が跳ねた。

うーんと、じゃあコレは……



?「 …大丈夫か 」


『 あっはい!ありがとうございます!!』



水の呼吸をつかう鬼狩りか……

私の正体はバレていないようだな



?「 夜道はお気を付けて 」


『 はい!ありがとうございました!! 』ペコリ



……ちぇ、人間に助けられちゃった。



『 帰るかぁ 』

鈴乃音、帰ったんだってよ→←鈴乃音、人里に行くんだってよ1



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ちくわパン(プロフ) - めーさん» ありがとうございます!!もうすぐ出来そうですので、しばしお待ちを! (2019年12月22日 15時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
めー - とっても面白いです!続き楽しみにしてます!! (2019年12月22日 12時) (レス) id: 68839ac813 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわパン(プロフ) - 輝夜さん» ありがとうございます!!頑張りますね! (2019年12月17日 21時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新楽しみにしてますー (2019年12月16日 23時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
ちくわパン(プロフ) - すンずさん» ありがとうございます!励みになります!! (2019年12月12日 22時) (レス) id: f40689aef1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちくわパン | 作成日時:2019年12月7日 23時

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