【壱】上弦の零は平和を願う 【鬼滅の刃】

鈴乃音、言葉遣いを直せだってよ ページ16

『 それでさー！ 』


堕姫「 本当にAはおっちょこちょいね！ 」ｳﾌﾌ



堕姫と二人でお話をしていた時、ヤツは現れた。



鬼舞辻「 A、前々から思っていたが言葉遣いが荒い。直せ 」


『 えぇ……？？ 』


堕姫「 私に任せてA！ 」ﾄﾞﾔｯ




───────────────



『 言葉遣い……言葉遣い…… 』


堕姫「 そんなに深く考えないでもいいのよ？ 」



そう言われても、どこが荒いのか自分でも分からない。別に言葉遣いなんか人それぞれだし、いいじゃないか。



『 どうでもいいのに… 』


堕姫「 きっと無惨様はAに女性らしくして欲しいのよ！ 」


『 そうかなぁ 』


堕姫「 言葉遣いの特訓よ！ 」


『 お、おー！ 』




……





堕姫「 じゃあ、【こんばんわ】を上品にしてみて！ 」


『 こんばんわお嬢さん。今宵はとても月が綺麗ですね 』


堕姫「 いい感じよ！！ 」



なんか違う方向に行ってる気がする。

丁寧にしすぎて痛いわ……

自分、恥ずかしいっすよ堕姫…



堕姫「 じゃあ、トドメを刺す時！！ 」


『 残念ながら、お別れのようですね。生まれ変わったらまた会いましょう 』


堕姫「 完璧！ 」


『 堕姫、私のことを弄んでいますでしょう？ 』
( 堕姫、私のことを弄んでるでしょ？ )


堕姫「 なんか変になったわ 」


猗窩座「 何やってるんだ？ 」


堕姫「 猗窩座 」



猗窩座に変なところ見られちゃった。お恥ずかしい



『 私、堕姫と言葉遣いの練習をしているところでございます 』


猗窩座「 気持ち悪いな 」


『 うるさいでございます 』


堕姫「 本音出ちゃってる出ちゃってる 」



猗窩座に飛びかかろうとしたら、堕姫に全力で止められた。

仕方なく私は猗窩座にも助言を貰うことにした。



猗窩座「 変に考えすぎだ。普通に敬語を使えばいい問題だろ？ 」


堕姫「 あ… 」『 ほへー 』



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『 無惨様、いつもお疲れ様です 』ﾍﾟｺﾘ


鬼舞辻「 良くなってるじゃないか。堕姫のおかげか？ 」


猗窩座「 …A、堕姫に教わったのでさっきと同じ事言ってみろ 」


『 無惨殿、毎度毎度お疲れ様でございまする 』ｷﾘｯ


鬼舞辻「 …… 」

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