プロローグ ページ1
A「ふんふんふーん♪」
今、私は家でテレビの前のソファに座り、クッションを抱き、鼻歌を歌っている。
見た通り、すごく気分がいい。なぜかって?
それは、時計を見ればわかると思う。
今日は金曜日。午後6時19分。
そう!もう少しで私が好きなアニメ、「妖怪学園Y」の放送が始まるの!!
そう、私、東堂Aは、かなりのオタクだ。
その中でも、「妖怪学園Y」はかなり好きな作品。
それに、いつもはこの時間に塾があってリアタイ出来ないけど、今日は塾ないからね!
リアタイで、ツイッ◯ーでフォロワーさんの反応見ながら観れる!
ついでに、今回は推しのチアキ君活躍回っぽいし!
なんて素晴らしいの!
今日、塾を休みにした塾長を褒めたい。
うほほほーい♪
ワクワクしている私は、この後あんなことになるなんて知る由もない。
バッ。
勢いよく目を開ける。
周りは知らない場所で、それでもパニックにはならなかった。
A「そうか、私…。」
何気なく呟く。
?「えぇ、貴方は亡くなってしまわれました。死因は覚えていますね?」
返答が来るとは思わなかったので少々驚く。
金髪で神聖な雰囲気を纏った人が私に聞いた。
きっと、神様とかだろう。
A「はい。」
鮮明に覚えている。
アニメを見ようとしていた私は、急に家に押し掛けてきた強盗に刺されてしまった。
そりゃあ、日本刀持って押しかけられたらなぁ…。
神「こんなにお若いのに可哀想に…。お悔やみ申し上げます。」
へぇ、神様もこんなこと言うんだ。
A「いえいえ、しょうがないと思いますよ。」
苦笑しながらも言う。
神「随分とサッパリしていらっしゃるのですね。気にしないのはいいことだと思いますが。」
笑顔で言われると、少し照れるな。
神「私たち神々はそんな貴方を、転生させたいのです。」
転生?!マジで?!
A「それって!好きな世界に行けたりできますか?!」
神「はい。それだと前世までの記憶は残りませんが、貴方を望む世界に転送させることもできます。」
記憶が残らないのか…。いや!それでも!
A「じゃあ、妖怪学園Yの世界に行きたいです!」
神「分かりました。それでは、貴方をその世界へ飛ばします。」
突如、私の足元が光りだす。
えっ?!もう行くの?!マジで?!
A「もしできたら、Y学園に入学したいですー!」
光に包まれながら、私は力の限り叫んだ。
そうして、私は、東堂Aは、その人生に、幕を閉じた。
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咲代(プロフ) - 名無しさん» いえいえ!大丈夫です!お気遣いありがとうございます〜! (2021年11月24日 20時) (レス) id: dcb9ce1573 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんか、今更ですけど、ご挨拶もなしに、いきなりすいません(汗) (2021年11月24日 15時) (レス) id: 4fca5b8289 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ありがとうございます! (2021年11月22日 17時) (レス) id: 4fca5b8289 (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 名無しさん» リクエストありがとうございます!今書いてる番外編的なのが書き終わったらになるので、かなりお待たせしてしまうかもしれませんが、それでもよければ書かせていただきます! (2021年11月21日 18時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - あの、リクエスト、いいですか?あの、チアキ君の熱→倒れる、っていいですか? (2021年11月21日 15時) (レス) @page19 id: 4fca5b8289 (このIDを非表示/違反報告)
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