ラント君 猫化(リク) ページ19
広美さん、リクありがとうございます!
ラントside
ラント「...は?」
A「だ、だから!起きたら、猫耳と、しっぽが!」
そう言うAには、確かに猫の耳としっぽが付いている。
目を擦ってもう一度見る。
...付いている。
ラント「何か...心当たりは?」
A「昨日ジンペイ君達が怨霊と戦っていて...。そこでかばって攻撃を受けちゃったので多分それです...。」
そうだ、Aは厄介すぎるほどにお人好しだった...。
A「うぅ...どうしましょう、これ...。」
今にも泣きそうなA。これは、私が落ち着きを与えなければ...!
ラント「大丈夫だ、安心しろ。私も解決策を探すのに協力する。」
A「本当ですか...!ありがとうございます!」
Aの顔が一気に笑顔になる。
ラント「Aには、笑顔が一番似合っている。私はAに笑っていて欲しい。」
言ってから気づく。恥ずかしい。
なんか勢いで言ってしまったが、かなり恥ずかしくないかこれ?!
A「ラント君...!やっぱりそう言ってくれるラント君大好きです...!」
笑顔で返してくれたA。
Aを落ち着かせようとしていたのに、逆に私が落ち着かされた。
Aの天然さがすごい。
ラント「しかし、これはどう言う構造なのか...?」
無造作にAの頭についている猫耳を触る。
A「みゃぁっ?!」
すると、Aが体を震わせながら声を上げる。
ラント「わっ、すまない!触ってはダメだったか...?」
Aの声に驚いて、即座に手を離す。
A「い、いえ...そうじゃなくて、なんか、くすぐったいな、って思いまして...」
少し頬を染めたAが息を整えながら言う。
なんか、色っぽいな...。
いやいや、私は何を考えている?!
頭に湧いてくる煩悩を振り払う。
ラント「どうすればいいのか、YSPクラブの奴らに協力を仰ごう...。」
必死に冷静を繕って私は言う。
A「ラント君、なんで顔真っ赤なんですか?!」
...冷静を繕い切れていなかったらしい。
ラント「...なんでもない。」
A「そんなはずないじゃないですか!どうしたんですか?!」
驚いているAが聞いてくる。
さっきまで泣きそうだったあのナーバスさはどこに行ったんだ...。
ラント「なんだっていいだろう。ほら、行くぞ。」
ヤケクソになって無理矢理Aを引っ張っていく。
...この時、私は寺刃ジンペイらにも「どうした?!」と聞かれることをまだ知らない。
アースウォーカー お礼(リク)→←ラント君、チアキ君 幼児化(リク)
38人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲代(プロフ) - らるこさん» 書けるかどうか、保証は全くできませんが、それでもよければ……といった感じです。 曖昧な返答しかできず申し訳ございません……! (2023年2月18日 22時) (レス) id: 3080073bcd (このIDを非表示/違反報告)
らるこ(プロフ) - 今リクエスト受け付けてますか? (2023年2月18日 11時) (レス) id: bfd6a96e81 (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - はなねさん» わー!リクエストありがとうございます!!最近更新出来ていなかったので上手く書けるかは分かりませんが頑張ります!気長にお待ち下さい〜 (2022年3月24日 8時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
はなね - リクなんですけど、ワイルドボーイとキスしないと出られない部屋的なのお願いします。! (2022年3月23日 23時) (レス) id: 14c492ea3a (このIDを非表示/違反報告)
広美(プロフ) - 咲代さん» 久しぶりの更新を頑張ってくださいね!応援しているのでこの作品が続編に行くことを願っています♪ (2021年5月2日 14時) (レス) id: 92bb233a42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:咲代 | 作成日時:2020年10月11日 10時