Y学園のキャラと過ごしたい！(短編集)【妖怪学園Y】

後編 ページ14

ラント「貴様がAを拉致したストーカーか。今すぐ失せろっ！」

そう言って倉庫の中に入って行く。

Aはストーカーの後ろに倒れていた。気を失っているみたいだ。

また、相手はナイフを持っていることに気づく。

ラント「っ！相手は凶器を持っている！下がれ！」

マフィアの奴らも、我が学園の生徒だ。

傷つけるわけには…！

チアキ「僕たちをナメないでって言ったっしょ。こんくらい、ハンデにすらならないよ！」

ノーズ「あぁ、その通りだ、チアキ。」

ピィー！

三又義が指笛を吹くと、大勢のマフィアが集まってきた。

ノーズ「お前ら、アイツをボコせ。」



犯人を倒し、警察に連絡した。

学園マフィアは、警察とは関わりたくないらしく、帰ってしまった。

…本当に、マフィアの奴らは何をやっているのだろう。法的に大丈夫なのだろうか？

ラント「A、私だ。」

倒れているAに声をかける。

A「んぅ…、ラント、君…？」

意識が戻ったようだ。

ラント「大丈夫かA！？何もされていないか？」

A「うん…、一発殴られただけ…。」

なんだと？？

ラント「痛くないか？！大丈夫なのか？！」

起き上がるAの頰には、小さいがアザがあった。

…許せない。

A「大丈夫だよ。ラント君、私を助けてくれたの…？ありがとう。」

起き上がって間もないAは周りを見て状況を確認し出す。

こんな可愛いAを、よく殴ろうと思えたな。


A「ラント…君？」

いつのまにかAを抱きしめていた。

ラント「すまない、A。私が守れていれば…。」

A「大丈夫だよ。助けてくれただけで嬉しいよ！」


あぁ、Aはなんていい子なんだ。

可愛い。


これからは、もっと守って行かなければいけないな。

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