5話 ページ36
クウカ「あぁ、そうなんだ！久しぶりね、Aちゃん！」
良かった、七雲さんと、しっかり話せた。
二人で笑みがこぼれる。
クウカ「それで、どうしたの？」
そういえば、昼食に誘うことが目標だった。
自分から提案しといたのに忘れるなんて、私は絶世のアホである。
A「七雲さんって、もう昼食は済ませた？ラント君と今からどこかで食べる予定なんだけど、もし良ければ、一緒にどうかなって。」
クウカ「いいの？ウチもちょうど、お昼ご飯どうしようか考えてたから嬉しい！」
満面の笑みでそう返してくれた七雲さん。
さすが美少女転校生。笑顔が眩しい。
ラント「ところで、どこに行くつもりだ？」
A「あっ？！えっと…どこにしましょうか…。」
考えてなかった。行き当たりばったりすぎてとても申し訳なくなる。
クウカ「じゃあ、モグモグバーガーとかでどうかしら？」
七雲さんのナイスフォロー。
A「そうだね、手軽でいいと思う！ラント君は、どうですか？」
ラント「あぁ、問題ない。」
私たちはモグモグバーガーに向かった。
クウカ「ねぇ、Aちゃん…」
道中。少し前を歩くラント君に聞こえないくらいの小声で、クウカちゃんが尋ねてくる。
A「どうしたの、七雲さん？」
あまり大きい声で言わない方がいいのかな？
なんとなく雰囲気を読んだ結果、こっちまで小声になった。
クウカ「えっと、その七雲さんっていうのよそよそしいから、クウカでいいよ？」
あぁ、そっか。
なんか異星人とか気にしすぎて七雲さんって呼んでたけど…。
彼女にしてみればよそよそしくて、少し距離を感じてしまうんだ。
A「そうだよね、じゃあこれからはクウカちゃんって呼ぶね！」
ところで、クウカちゃんには私なんかよりも名前で呼ばれたい相手がいるはず。
しかも、目の前に…
わざわざ小声で言ったのは、どうしてなんだろう。
そんな疑問は、すぐに解消された。
クウカ「ありがとう。ラント君にも言いたいんだけど、緊張して言えなくて…。だからAちゃんにだけでも言えて良かった。」
好きだからこそ緊張しちゃう。なんとなく分かる気がする。
しかも、ラント君のような常に(いい意味で)威圧感があるような人なら、なおさら言いづらいだろう。
A「じゃあ、言えるように手伝うよ！」
今まで話せていなかったのも申し訳ない。
それに、クウカちゃんは、ライバルだけど友達なんだ。
だから、協力してあげたいんだ！
終わり
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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