8話 ページ24
ラントside
ラント「腕は離す。そのかわり、今、私はAを離さない。」
勢いで言ってしまった。
まるで告白みたいじゃないか…。
恥ずかしさがこみ上げて来る。
目線を落とし、恐る恐るAを見てみる。
Aは私の胸部に顔をうずめ、下を向いていたので顔は見えなかったが、まぁ、大体どんな顔しているのか想像はつく。
…どうせ、耳まで赤に染めてなんとも言えない可愛い顔してんだろ。
私も同じく赤くなっている。
ぁぁぁぁぁぁぁ、6秒前の自分にプロレスの技をかけたい。
Aside
ひぃぃぃぃぃぃぇぇぇぇぇぇ！！
さっきからずっとこの悲鳴が頭の中を渦巻いている。
まともな思考回路が働いてくれない。
だって、ラント君が！ラント君がかっっっっっっこ良すぎて！！！
無意識に顔をラント君にうずめてしまう。
それに気づいたのは3秒後。
永遠にも等しいほど長い3秒を乗り切った後。
...うぉうラント君めちゃくちゃいい匂いするじゃん。
じゃなくて！！！
A「あっ、すみません！！」
ラント君から顔を離し、なんとなく上を向く。
その時に見たラント君は、すっごく赤くて。
ふぇぇぇぇイッッッケメン！！色っぽい！！
ぴぇぇぇぇ！！！
ラント「？どうした？」
A「ななな、なんでも、ないでしゅ....。」
うっわぁぁぁ噛んだぁぁぁぁ！！
はっずかしぃぃぃぃ！！
ラント「ははっ、君といると、自分の表情筋が柔らかくなるな。」
ラント君が...美しく笑った...。
いや、美しすぎる...
あぁ、神様...
もう、悔いはありま...せ...ん...
バタっ。
ラントside
ラント「Aっ？！」
突然、Aが倒れたので慌てる。
落ち着け、冷静になれ、自分。
Aを観察する。うん、気を失っているだけだ。
取り敢えず、学校の保健室に...
いや、学校に戻るより、私の部屋に運んだ方が早い。
第一、学校にはYSPクラブのやつらがいて危ないしな。
私は、Aを抱え上げ、自分の部屋に向かった。
Aside
A「ん、ぅ...。」
あれ、私さっきまで何してたっけ...。
確か、ラント君と話してて...
もしかして倒れた？！
ラント「起きたか。」
ラント君の声がする。起き上がってみると、私は整った部屋の中にいた。
えっ、えっ、えっ？？どういうこと？？
さっきまで外いたよね？
知らない場所にいるんだけど...？
ラント「急に倒れてしまったので私の部屋に運び込んだ。大丈夫か？」
困惑する私にラント君が言い放つ。
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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