シャーペンから始まる恋 1話 ページ2
この話を読む前に...
これはラント君もAも一年生の時の話です
ちょっとラント君がいつから生徒会に入っているのかが分からなかったのですが、一年生の秋頃には入ってて欲しいな...という作者の願望からその頃には入っているということにしておきました。
ご了承ください。
A「うーん、どこいっちゃったかなぁ...」
彼女はそう呟いた。
秋の18時過ぎ。彼女は落としたシャーペンを探していた。
今彼女がいるのは廊下。この時間帯は少しは夕日が差し込むが、電気がついていない廊下は薄暗く、探し物をするには最も都合が悪い。
そんな時間に、彼女は何故シャーペンを探しているのか？
それは、落としたシャーペンが彼女にとって、とても大切なものだからだ。
彼女が落としたシャーペン。これは彼女が小学生の頃、親友が引っ越す時に泣きながら渡されたものなのだ。
その親友とはもう会えない。だからそのシャーペンをとても大切にしていた。
A「こんな大切なものを落としちゃうなんて...。どうしよう...。」
彼女はそう嘆きながら、広いY学園を彷徨っていた。
Aside
A「きゃっ。」
床ばかりを見ていたため、何かにぶつかった。
それに、探し物に夢中で変な声が出ちゃった...
誰かに見られてないよね...?と思い、恐る恐る私は顔を上げた。
すると目の前には見たことのある顔があった。
彼は確か...霧隠ラント君だ。
あれ？ってことは、私霧隠君とぶつかってしまった...んだよね？
ぶつかってたのは壁とかかと思ってたけど人だったなんて！
A「すすすすすスミマセンッ！！！」
とにかくめっちゃ必死に謝った。霧隠君、イケメンでファンクラブ持ってて怖いイメージあるし、なんか威圧感すごいし、本当にスミマセン！って感じ？なんだよね！！どうしよう！！
ラント「何をしている。最終下校時刻は過ぎている。」
一人で焦ってると、霧隠君がそう言った。
A「あっ、落としたシャーペンを探していたのですが...、す、すぐっ、帰ります！すみませんでした...！！！」
私は霧隠君にサッ、と頭を下げ、背を向けて、とにかく急いで昇降口の方向へ向かった。
ラント「あっ、おいっ！」
霧隠君がそう言ったが、私は気づいてなかった。
とにかく早く帰らないと...！という気持ちでいっぱいだった。
ラント「廊下は走るな！少し待て！」
...いつのまにか走っていたらしい。霧隠君が声を大きくしたので、呼び止めていることにやっと気づいた。
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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