3話 ページ19
A「待って！走っちゃダメだよ〜！」
Aが注意すると、二人は早歩きで廊下を歩いていく。
ラント「大丈夫かA？」
私はYSPクラブのやつらにイライラしながらもAの方に寄っていく。
A「もしかしてさっきぶつかったの見てました...？」
Aは苦笑いをしながら聞いてくる。
ラント「あぁ、かなり派手にぶつかられたな。」
あれはかなり痛いだろう。
許せない…あいつらが…。
ラント「寺刃ジンペイ…。小間サン太夫…。」
A「さっきの子たちを知っているんですか？」
頭で考えていたことが、声になって出ていたみたいだ。
ラント「あぁ…生徒会長として全校生徒の名前くらいはな。」
さすがに、あとで注意しようと思っていた、などとは言えないので、咄嗟に思いついたことを言っておいた。
話をそらそう。
ラント「しかし、大丈夫なのか？先ほどの…。」
A「大丈夫ですよ！心配してくれてありがとうございます！」
輝かしい笑顔で返してくれた。
あの時のように、周りに光が舞っている。
相変わらず凄いと思う。
ラント「そうか、なら良かった。」
あれだけの光が出せるのなら大丈夫だろう。
安心した。
A「それじゃあ、私、自分のクラブに行くので！失礼します！」
ラント「あぁ。」
笑顔でその場を去っていった彼女。
私は、見回りのため、生徒会室に戻った。
生徒会メンバー全員で廊下の見回りをしていると、YSPクラブのやつらに遭遇した。
一人、違う奴がいるが...
注意するのなら今しかないな。
ラント「時に...君たちは新入生かな？」
私は止まり、彼らの方に視線を馳せる。
コマ、マタロウ「は、はいぃっっ！！」
二人の体が硬直した。
ラント「では言っておく。15時の終業時間から18時の3時間までは、FST。」
威厳のある声色で言う。
このように、威圧を与えるのは得意だ。
ラント「すなわち、フリースタイルタイム、と呼ばれている。...この時間は、それぞれの生徒達が、クラブ活動や自己表現のための活動をして、自分を磨く時間なのだよ。」
彼らに説明をする。
ジンペイ「要は自由時間だろ？」
コマ「シーーッ！」
おい、聞こえているぞ。
まぁいい、無視しよう。
ラント「そんな大事な時間に、君たちは一体、何をしているのかな？」
ジンペイ「巨大サラリーマン宮沢さんの調査です！」
敬礼をしながら寺刃ジンペイが言う。
ラント「宮沢さん？七不思議案件か。君たちがそれを解明できる、とでも？」
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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