グラタン ページ35
「これめちゃくちゃ美味しい！」
WZ「おい、このグラタンすごい上手いんだけど」
「でしょでしょ？！」
出てきた料理たちがうますぎてテンションが上がってる俺ら。サンドイッチももちろんうまい。コンビニのサンドイッチしか食べてこなかった俺にとっては神として崇められるくらいだ。
WZ「あ、1口いる？」
「ほ、ほんとにいいのですか？」
WZ「最初からその気で頼んだんだからいいんだよ」
「ありがたく頂戴致します」
何故か面白い口調になっているAに笑いそうになる。
WZ「じゃあはい」
そう言って俺はスプーンに1口分のグラタンを乗せてAに向けた。
WZ「？どうした？もうちょいほしいのか？」
「い、いや、違くて」
なんだよはっきりしないな。
WZ「早く食えよ冷めるぞ」
「いや私猫舌だから大丈夫･･･じゃなくて」
WZ「なんだよ」
「え、ジフナわざとやってる？」
何をやるんだよ。俺が意味がわからないという顔をするとため息をついたA。失礼なやつだな。
「ジフナ今の状況を客観的に見てみて、君は今からあーんからの間接キスを私としようとしてるんだよ」
そこまで説明されて今の状況がやっと理解できた。
ご飯を食べに行くなんて男としかしないからその感覚が抜けなかった。
WZ「あ、ご、ごめんつい」
自分でも顔が真っ赤になっていくのが分かる。俺を見たAはそんな俺が面白いのかにやにやしながら見てくる。さっきと立場が逆転した。
「なるほど、私は女子という認識が薄かったのね」
WZ「いや、そうじゃなくて！ほんとに！無意識だったんだよ！」
そういうとふーんと言ってくる。
「じゃあはい、あーん」
と言って口を開けてくる。戸惑う俺。
「え？してくれるんじゃないの？」
からかうA。
ムカついたのでスプーンに乗ったグラタンは自分の口の中におさめた。
「え！なんでよ！頂戴よ！」
WZ「もうお前にこのグラタンは渡さん」
結局新しいスプーンを貰って1口あげた。
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lily(プロフ) - 黄鳥さん» 返信遅れてすみません！！黄鳥さんのコメント読み返して更新の糧にしてます！！新作が出来上がってるのでぜひ楽しんでいただけると嬉しいです！！ (2022年4月11日 23時) (
レス) id: 80e2d99712 (このIDを非表示/違反報告)
黄鳥(プロフ) - 完結おめでとうございます！寂しい気持ちもありますが最後ハッピーエンドで良かったです！次の作品も楽しみにしています！ (2022年4月10日 7時) (レス) id: ba2378d100 (このIDを非表示/違反報告)
lily(プロフ) - 黄鳥さん» コメントありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいし更新頑張ろうという気持ちになるのでありがたいし嬉しいです！！ (2022年3月29日 13時) (レス) id: 80e2d99712 (このIDを非表示/違反報告)
黄鳥(プロフ) - こんにちは。lilyさんの書くウジくんとっても好きです！どんなセリフも言っている姿が浮かびます…！これからも無理せず更新していただけると嬉しいです。楽しみにしてます(*^^*) (2022年3月29日 2時) (レス) id: ba2378d100 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lily | 作成日時：2022年2月20日 18時
