327話 ネット際のプレッシャー ページ25
「顔が緩んでるぞ」
『…見るなっ//』
自身の従妹から従妹ではなくれっきとした一条寺Aという1人のトレーナーと思われたことが嬉しかったのか顔が緩んでいた。
その様子に影山も含む全員が嬉しそうな顔に加え、内心よかったとどこかほっとしていた
「伊達工のブロックは、間違いなく県内トップ。全国でも確実に通用するブロックだ」
『春高予選以降、更にレベルを上げてると聞いています。実際…同じレベルのブロックを作り上げるには、到底時間が足りてはいませんけど』
「いいか?この半年で、更に磨きがかかった伊達工のブロック。その壁に慣れろ全国でそういうブロックが立ちはだかったとき、うろたえないように」
「あっす!」
試合が開始すると、さっそく日向の速攻と見せかけてのバックアタック。普通なら1枚のはずが素早く3枚のリードブロックで止められてしまった
『うわぁー…さすが伊達工』
「白鳥沢戦の月島のように…いいブロックはスパイカーだけでなく、セッターに相当なストレスを与える」
『影山にとっては…白鳥沢戦よりきつい試合になるかもしれませんね…。(あの高い3枚壁の上を、あえてぶち抜きたいのはまぁ分かるけど…)』
伊達工は素早い日向の速攻にもいきなり2枚ついてくるというさすがの実力を見せてきていた、日向もギリギリボールをよけていれていた
伊達工のブラックは止めるだけでなくセッターである影山にプレッシャーを与えており、まるでセッターにあげる方向を選ばせるような威圧もあった
『(今のは…プレッシャーがこっちからでも分かった…。けど影山には通用しないと思ったけど、あれは…伊達工のブロックに…真ん中以外を選ばされてたように感じる)』
ネット際ではプレッシャーの掛け合いと駆け引きが始まっていた
「(いいな…強さは…心地いい)」
『(楽しそうな顔してるけど…)』
試合中、東峰が何かを考えるかのようにスパイクをしておりいいセットアップでもブロックされることがあった
『(…今のいつもならワンチにはなるはず…何か考えてるのかな旭さん)』
試合が進んでいく中、少しずつ影山にもプレッシャーとイライラがたまってきているように見えた
西谷が東峰のスパイクをブロックフォローで上げた
「西谷さん!邪魔っす!」
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百合菜(プロフ) - あの、私の作品で、この作品にある、トレーナーというポジション(?)の設定を使わせていただいても大丈夫でしょうか?まだ下書きの段階なので、駄目なら全然大丈夫です。 (2021年1月6日 7時) (レス) id: 8b83b17277 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - 百合菜さん» あ、ありがとうございます!!が、頑張ります! (2020年12月24日 9時) (レス) id: 918ed7425a (このIDを非表示/違反報告)
百合菜(プロフ) - すごい作品です!夢主ちゃんも、影山も、バレーが、大事って所は変わってなくて、スポーツと恋愛の両立がしっかりできてますねwwwこの作品、ホントに原作に寄り添っていて、かつさらに面白くっなっていて最高です。更新頑張ってください!応援してます! (2020年12月23日 8時) (レス) id: 8b83b17277 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - コアラのマーチさん» ありがとうございます!忙しくなっているため頻度は遅いですが、頑張っていきます! (2020年12月14日 1時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
コアラのマーチ - 更新楽しみにしています!! (2020年12月8日 23時) (レス) id: 5331eb9aa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2020年11月1日 16時