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139話 負けたくない理由 ページ46

「えっと、今日の試合って練習試合だよね」

「おう」

「その、遠征に行くための勉強も

本番じゃない試合も、どうしてそんなに

頑張ってるのかなぁ…って」

「?…強くなって、勝ちたいから?」

「そ、そっか…きっと、色々理由があるんだね」

谷地は苦笑いでそう言った

「え、理由?勝ちたい理由」

「え…うん」

「負けたくないことに理由っている?」

日向は谷地にそう言った

『これ、そのやる気の入ったような

その顔止めなさい』

「ふぎゃっ」

Aは軽く日向の肩をたたいた


「なー影山負けたくない理由ってわかる?」

日向はちょうどその場にいた影山に聞いた。

Aは頭をやれやれと抑えた。

「あ?知るかそんなもん。

腹が減って飯が食いたいことに理由があんのか」

『おいおい…』

「だよなぁ…」

「(食欲とかと同じレベルなんだ)」

Aは頬をかきながら2人を見た

「ごめん、愚問だったね」

「「愚問?」」

『いや、おい』

「愚かな質問。また、自らの問いを

へりくだって言う言葉!ついこないだやった!」

『感じで分かろうね』

月島に同意してしまいそうに思いながら

Aは鼻で笑っていた。

するとそこに扇西高校が到着し

体育館まで来ていた

「あ、集合!」

『じゃあ私らも行きまっか』

「あ、うん」

そう言って選手とマネージャーである

3人も含めて整列した。

「「『よろしくお願いします!』」」






==

「そろそろ始まるから着替えろよ」

「「「うぃーっす!」」」

全員がベンチに用意されていた

ユニフォームに着替え始めた

急にその場にいて、何の躊躇もなかったため

谷地は顔を赤くしながら驚いていた。

「ごめん、慣れてね」

『まぁ、そうなるけどね』


「あはは!日向後ろ前だぞw」

日向は着替えながらもユニフォームの

後ろと前が逆になっていたのだ。


「旭さんかっけぇーすね!ひも!」

『ひもって…ヘアバンドですよ。

珍しいですね、イメチェンですか?』

「そうか、西谷に言われると自身つくな」

「猫背!」

「実はな、この前‥‥」

どうやら東峰は清水により

いつもぴっちり結びで将来はげそうと

言われたらしい

「なはははっ!」

『ど、ドンマイです…ww』

「お願いだから影で笑わないで…」

『す、すみません…ww』

Aは笑わないようにはしていたが

おなかを抑えながら小さく笑っていた。

140話 烏合の衆→←138話 好奇心くらい



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reichan(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます! (2020年5月6日 21時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
- 142話主人公の苗字違ってますよ〜 (2020年5月6日 21時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - いえいえ!!!これからも頑張ってください!!! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - NEØさん» あ!本当ですね! ありがとうございますれ (2020年3月19日 10時) (レス) id: cece7fb186 (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - 1個目の暗記が安危になってますよ?作者さんの書く文章がとても好きなのでこれからも更新頑張ってください!!!応援してます! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2020年3月5日 23時

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