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125話 才能とかじゃなく ページ32

「A」

Aがネットを片付けていると

同じくネットを片付けていた影山が声をかけた

『ん?』

「なんか、悪ぃな。

一瞬だけでも変な空気にしちまって」

『え、だから別に気にしてないって』

影山が急に静かに言っため

一瞬戸惑ったが彼女は先ほどの

ことは気にしてはいなかった

「いや、だけどさ。

お前は純粋にバレーが好きなのに

才能で見られていて

学校まで決められそうになるって…

そんなの辛いだろ」

『!

(…なんか色々あって忘れてたな、

そうだ…進路希望の時

部屋に籠ったけ親戚が反対するから)』

インターハイやたくさんの学校生活で

しばらくは忘れてはいたが

素直にバレーをしたい人にとって

将来を違う道に勧められるのは嫌だ。

影山はAとは同じ中学のため

そのことに関しては、

3年間一緒だっため辛さは分かってはいた

『まぁー…そんなのもあったかな。

けど…なんかすっきりしてるし』

Aは苦笑いで言っていた

「そっか…まぁAが言うならいいけど。

俺はお前が才能があるから、

トレーナーだからってわけですごいとは

思ってねぇよ…あ、別に下手とかじゃなくて

Aは中学からどんな時でも

誰に対してでもバレーを支えてくれた、

そんなAだから…同じバレー好きとして

…バレーを話し合える仲として

さすがだなって思ってる、

…正直牛島さんがお前を知ってるって

言ってたけど…それは何か違うと思う。

牛島さんは俺がダメな

セッターって言ってた」

『っ!』

影山は悔しなりながらも

拳を震わせてそう言った。

「だけど俺は及川さんを超えるって決めた、

それにさっきも言ったけど

白鳥沢に勝ったらさ、Aのバレーの

好きさが分かるだろ!

牛島さんはAのやりたいバレーが

分かってないのに…あんなこと

言ってた、正直俺の方がいらっときた」

『へ?』

影山のその発言に

Aはポケっとした。

「Aは3年間一緒だ、

だから従兄でも…。

俺はAのことを一番分かってるのは

俺だって言ってやる。

才能とかなくって…

俺はお前がバレーが大好きって

一番知ってるんだから」

『…影山。

‥‥ありがと(^^♪』

Aは今まで

バレーの観客席からは

一条寺家として見られたり

することが多かったため

改めてきちんとバレー仲間として

分かち合える人ができて。

それも同じ中学の人物のため

影山に今までよりも

感謝の言葉をかけた

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reichan(プロフ) - 薊さん» ありがとうございます! (2020年5月6日 21時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
- 142話主人公の苗字違ってますよ〜 (2020年5月6日 21時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - いえいえ!!!これからも頑張ってください!!! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - NEØさん» あ!本当ですね! ありがとうございますれ (2020年3月19日 10時) (レス) id: cece7fb186 (このIDを非表示/違反報告)
NEØ(プロフ) - 1個目の暗記が安危になってますよ?作者さんの書く文章がとても好きなのでこれからも更新頑張ってください!!!応援してます! (2020年3月19日 10時) (レス) id: 7a24a63867 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2020年3月5日 23時

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