177話 どうするか ページ32
「っ‥‥もう少し」
『グラウンドを使う時間はあるよ』
「っ!お前」
『君たちのことだからね。
析谷さんには頼んでるよ』
「さすがだな。君も灰崎を分かってくれている。
灰崎は自由だからわからないんだが‥‥
大丈夫だったようだな」
「俺はお前の子供か!?」
「いや、違う」
「あのなぁ…」
『‥‥特訓するなら。
あまり無理しないでね、明日
フランス戦だよ』
「あぁ」
そこはちゃんと分かってるみたいだね。
すると灰崎君は中央に行った。
「俺達に必要なのは時間じゃねぇ、
覚悟だ!次の皇帝ペンギン2号を探すぞ」
「「あぁ/おう!」」
水神矢君も風丸さんも
やる気で練習をやろうと決めていた。
『…いいこというもんだね』
「アドバイスの必要はなかったか」
『そうだね』
その後ほかのみんなも参加していった。
『‥‥、あんまり無理しないでよ!
次フランス戦ですから‥‥剛陣さん。
分かったならボールを一気に持たないでください』
「ぐっ…わかった」
『灰崎君、そこなら
水神矢さんとの高さで入れたら
いいんじゃないかな。
皇帝ペンギン2号と何かの
オーバーライドとか?』
「無茶言うなよ…」
『だったら諦める?』
「(-"-)、絶対やってやる!」
すると灰崎君はシャーク・ザ・ディープを
打っていた。
『なんとなく灰崎君の
やる気の出すところ分かってきた気がする』
「そうか?」
『水神矢君ほどじゃないけどさ』
「どこかヒロトに似てるかもな」
『それを言うなら、
タツヤと水神矢君も似てると思うけど?』
「「え?」」
『問題児を止める係』
「止めてるか?」
「ヒロトの性格を意識してるだけだけど」
『そこが似てるよ……そんな似てる2人に
おすすめの話があるよ』
「おすすめとは?」
「まさかっ」
『必殺技のオーバーライド。
とかね?2人の場合今は同じDFだから
協力性も上手くできると思うし…
難しいなら…ザ・アシュラみたいに。
キーパーとの混合とかさ』
「なるほど、FWのオーバーライドだけでなく
DFにも強さを入れるのか」
「いい考えだな」
『DFだとしたら…2人の体格上だと…』
私は選手の特徴データを入れた。
『西蔭君かな…』
「俺も参加をしたいところでした」
『あ、西蔭君』
「As‥‥Aの考えに
のった」
‥‥敬語に慣れてないんだ。
『けど‥‥水神矢君は…』
「(;'∀')」
灰崎君がこっちをちらちら見ていた。
「わかった行ってくる」
『う、うん』
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2019年11月3日 22時