163話 守ると約束 ページ18
〜NO.side〜
Aは機会をかぶせられ、
布団の上で横になっていた。
機械に囲まれ、脳内の記憶が
すべて見られていた。
母親も眠らされていた。
今までの韓国戦、
必殺タクティクスを見られた。
「ベルナルド様、こちらもあります」
「なるほど、部屋にまとめて
保存を頼む」
「かしこまりました」
部屋の近くでは、
新条が壁に寄りかかっていた。
「(まだその時ではない…か。
許してください。立華さん)」
あれから日がたち…、
ロシア対日本の試合の当日となった。
イナズマジャパンの宿舎では今日の
説明について話されていた。
ミーティングルームから
ヒロトはいち早くでた。
やはりイラついている様子だった。
「ヒロト、話聞いてたか」
「あ、おう」
「ヒロト君、気持ちはわかるけど。
今は試合の話し合いに集中しておいた
ほうが良かったと思うよ」
「そうですヒロトさん」
「分かってるけどよ…」
ヒロトは時間があるため
部屋に向かった。
「(守るって言ったのに…。
あいつを守れなかった…
…手出しさせねぇったのに…)
くそっ…」
1人で壁を叩いていた。
その頃オリオン財団の本拠地では
Aが目を覚ました。
頭にあった機械は外されていた…。
〜NO.side終了〜
『そうだ…私…
みんなの情報が行き渡たちゃったんだ。
だから…今は…』
下を向いて…拳に力を
入れていると...ドアが開いた。
またあの人が…ベルナルドさんが…。
入ってくる…。私は怖くて。
布団にくるまった…。
やだ、やだやだ…。
扉が開くと近くに足音が聞こえた。
ばれてるのかな…。
だけど違う声が聞こえた。
「僕だよ」
そう…聞き覚えのある声だった。
布団はかき上げると、
白髪で…ベルナルドさんと
同じ瞳の色…、そう
『ふ、フロイ君?』
「あぁ…ごめんね。
驚かせてしまって…、
兄さんがやりすぎてしまったみたいで…、
僕が言えることじゃないね…」
言い方…なんでフロイ君が...兄弟でも。
やっぱりフロイ君はオリオンなんかじゃ…。
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作者名:reichan | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2019年11月3日 22時