204話 体育祭で変わったこと ページ15
そしてアメリカに旅立つ日、当日。
午前中のインターンの説明を改めて受け、
Aの見送りのためA組は
大型バスを借りて空港へと向かった。
〜空港〜
『相澤先生、ありがとうございます。
バスを使わせてもらちゃって』
「俺がやったんじゃねぇけどな」
「私が考えたのです！」
「さすがに…職員室までつけられたら…」
『日向…あんたそこまでするの』
「親友を送るためには当たり前なのです！」
そう話しながら空港でAは
飛行機の手続きをし始めた。
「人気者なのね‥‥Aは」
「‥‥どうも、野乃子おばさん」
「大きくなったのね…焦凍君」
そう、轟に声をかけたのは
見送りに来たAの祖母、
光野野乃子だった、
「轟ー、その人誰〜」
そこに日向も駆け付けた。
「Aのおばあさんの野乃子さん」
「え！？Aのおばあちゃんってこと！？
あ、どうも初めましてAの親友の風神日向っす！」
「元気な子ね…そう。かわってきたのねAも」
「？？」
野乃子はAの仲間との姿、
たくましい姿を見て、嬉しそうだった。
『あれ、どうしたの‥‥っておばあちゃん』
「見送りに来てみたけど‥‥もう
お友達がこんなにいるなら、意味なかったかしら？」
『そ、そんなことないよ！来るなんて思ってなくて』
「これでも孫の行く先は見たい者よ」
『おばあちゃん‥‥ありがとう！』
Aはその姿に喜んでいた。
「あ、野乃子さん」
「あら先生、色々ありがとうございます」
「えー！光野のおばあちゃん！
やっぱ家族だなー似てる！綺麗な人〜」
「あら、ありがとうね」
クラスのほとんどが野乃子に見入っていた。
「変わったな野乃子さん」
『うん‥‥体育祭以降。
私のことやこれからのこと考えてくれるようになったんだ』
「そっか…ちゃんと分かってくれたんだな」
『それも焦凍のお陰だけどね』
「そうか？」
2人は体育祭の思い出を話していた。
「リア充！みててうざっちぃ！」
「うらやましすぎる恋人感！」
「あらお似合いだと思うけど？
まぁまさか付き合ってるとは知らなかったけど」
「‥お似合いですよねー‥‥って知らなかったんですか？」
「えぇ、今知ったわ」
「峰田たち！そう言うことペラペラ言っちゃあかんでしょ！」
「ぐっ！」
野乃子にさらっと2人のお付き合いがばれた瞬間だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
reichan(プロフ) - 麗紅花さん» あ、ありがとうございます！！ (2020年8月8日 2時) (
レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
麗紅花(プロフ) - はじめまして。あなたが書いたヒロアカの轟とオリキャラ恋愛小説は最高で可愛くて燃えました!特に、轟の彼氏っぷりがかっこよくて惚れました。更新楽しみです!頑張ってください!応援しています!! (2020年8月8日 1時) (レス) id: b338802f9d (このIDを非表示/違反報告)
reichan(プロフ) - 英来さん» ありがとうございます！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 6782e5c62a (このIDを非表示/違反報告)
英来(プロフ) - とってもおもしろいです！更新頑張ってください！ (2020年4月22日 20時) (レス) id: c2e895435f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：reichan | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2020年4月10日 19時
