TRIBEの女の子

…… ページ23

貴方side



樹くんの指示に従い、猫の写真と住所を送った


そしたら必要なもの買い揃えて今から来てくれるらしい


しばらく猫が寒くならないようにタオルで暖めてたら


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ



来た！！


目を離した一瞬でストーブの方に行ったら危ないから猫を抱っこして玄関へ向かう


ｶﾞﾁｬ


樹｢あ、よかった。ここであってた｣

『突然ごめんね？……てか凄い荷物！？』


樹くんの両手にはたくさんの物が入ったビニール袋とバッグとでっかいカゴ……？


樹｢あ、ごめんマースがなかなか膝の上からどかなくて、連れてきた｣

『ほんと！？1度会ってみたかったんだ！』


樹くんからビニール袋を受け取る


うっ、結構重いな


樹くん片手で軽々持ってたけど……さすが男の人だな


樹｢その子が拾った猫？｣

『そうそう、仕事あるから拾うつもりはなかったけどこの雨じゃね……笑』

樹｢心配になるよね、でも拾ったのがAちゃんでよかった。｣

『どうして？』

樹｢いま動物虐待目当てで拾う人とかいるんだよ｣

『え！？』


ほんとに拾ってよかった……

猫の頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めた


樹｢洗面所か流し借りていい？猫洗うからその間にAちゃんも風呂行ってて。かなり濡れてるし、｣

『ほんとに色々ありがとう。』


樹くんの言葉に甘えてお風呂に行った


猫のことが気になるためいつもより急ぎめで、


風呂から上がり部屋着に着替えてリビングに戻ると樹くんは子猫とマースに餌をあげてた


『凄い綺麗……』


かなり汚れてベタついていた毛は綺麗なグレーと白のふわふわな毛になっていた


樹｢定員さんに写真見せたんだけど、たぶんラグドールだって｣

『なるほど……あ！お金！！』

樹｢あ、いいよ。俺、テンション上がっておもちゃも沢山買っちゃったし｣

『でも色々してもらっちゃったし申し訳ないよ……』

樹｢……じゃあ俺が仕事の時とかマース見てもらってもいい？｣

『うん！なんでもやるよ！！』

樹｢ありがと笑 俺もAちゃんが仕事の時は猫預かるから｣

『ありがと！色々心配だったけど安心した……』


……ん？これじゃ結局なんのお礼にもなってない気が、


樹｢あ！マースそっちの餌はダメ｣


餌を食べ終わったマースが子猫の餌をとろうとする。


『ふふ笑 可愛いな〜……子猫もしばらく食べてなかったのかガツガツ食べてるね』

樹｢あ、そう言えば名前決めなくていいの？｣

『確かに！これから家族になるんだもんね』

……→←猫拾いました r

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