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帰り道 ページ4
授業が終わってホームルームもいつの間にか終わっていた。
気分も下がっていたし、誰かと話す気にはなれずに、一番最初に教室を出た。
ドアの向かいの壁には、かっちゃんが腕を組んでよしかかっていた。
目が合いそうになった瞬間に顔ごと背け、足早に廊下を歩いた。
と思ったけど、思い切り手を引っ張られ、私が進もうとしていた方向とは逆に身体が傾く。
「っわ！」
「ったく、なよっちーな。」
私が倒れそうになった原因に、肩を支えられ文句を言われた。
今更、なんなの？
さっきまで落ち込んでいた気持ちがふっと消えていった。
「帰ンぞ。」
いつも一緒に帰っているけど、それは私がかっちゃんを走って追いかけているから。
廊下で待っていてくれたのなんて初めてだ。
ひっついてきて暑苦しいと言ったのはかっちゃんなのに。
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蜜柑(プロフ) - 面白いです!!更新頑張ってください！ (2020年8月7日 21時) (
レス) id: 7a1f435627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗南 | 作成日時：2020年7月28日 3時
