グレートセブン ページ42
「捻挫はするし襲われかけるし、Aちゃんっば本ッッ当に危なっかしい！！心配するあたしの身にもなってよね！」
『ご、ごめんなさい…』
「オマエは助かって運がいいんだか、悪いんだかわからないんだゾ…」
バイトが終わり、監督生ちゃんとグリムと、メインストリートを歩きながら話す。
「でも、Aちゃんが無事で本当に良かった…」
『わ、私こそ心配かけちゃってごめん…』
「ううん、あたしも助けられなかったし…」
こんなに私のことを心配してくれる監督生ちゃんは、本当に心優しい子だ。
もう彼女とは、「親友」になれたと思う。
「それはそうと、フロイド先輩が来てくれて本当に良かったよ〜！！今だけは先輩が神様に思える」
「意外といい奴なんだゾ」
『ホントホント。今度お礼しなきゃなぁ…』
そんなことを言いながら歩いていると、ふと“ある物”が目に入り、足をとめる。
『あ…』
「急にとまってどうしたんだゾ？」
『ハートの女王と、ライオンのスカー…』
「あ、グレートセブンの石像だね。けっこー前、エースが教えてくれた。
Aちゃん、ハートの女王とライオンがどうかした？」
『いや…』
この前夢に出てきて、なんて言えなかった。
ゲーム通りならば彼女もグレートセブンの夢を見てるはずだけど、監督生が見ている夢と私が見ている夢は全く内容が違う。
私は二体の石像を見つめ、思考を巡らす。
二人は一体、私に何をしてほしいんだろう？
「ヒロインになって」「主役の素質がある」って言ってるけど、どういうことなんだろう？
そう考えながら、ただ見つめる。
…すると。
『！』
二つの石像から、黒い霧のようなものが現れた。
…いや、違う。
二体だけじゃない、七つの石像、全てからだ。
「ふなっ！？なんなんだゾこの霧！？」
「な、なにこれっ…！Aちゃん、とりあえず逃げよう！
…Aちゃん？」
『っ…』
足が、動かない。
すると動けないどころか、頭が重くなってくる。
息が、しにくい。
苦しい。
『んあっ…うぅっ…』
「Aちゃんっ！？ぐ、グリム、先生呼んでっ！！」
監督生ちゃんが私を呼ぶけど、反応できない。
あ＿＿＿＿、だんだん意識が…。
『っ…』
「Aちゃんっ！！！」
黒い霧が濃くなる中、私はその場に倒れてしまった。
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シャーペンの芯(プロフ) - うみねこさん» うみねこさぁぁん！！お久しぶりです！！読んでくれてありがとうッ！嬉しすぎて灰になりました（） (2021年4月7日 17時) (
レス) id: 402419b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - とてもとてもとてもとてもお久しぶり…浮上できてなかった…全部読んだらめちゃめちゃ文才の塊もうすき… (2021年4月7日 15時) (レス) id: 55d88c0b4f (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» そうですよ当たり前ですよ(？)(訳:好きだなんて嬉しいぃぃぃ！！ありがとうございます！！I☆E☆A☆) (2021年4月6日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 徹夜って当たり前だよね(？) だって!!寝れないんだよ!!(言い訳 ｱｯﾄﾞｳﾓｫ。この作品好きなので現在ある所まで見て更新待つ事にします。 I☆E☆A☆(イエア)ｱｯ…ｲｳｺﾄﾅｲ……｡← (2021年4月6日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 桜あやや@べりらわさん» コメントありがと〜！あややちゃんもツイステ好きだったんだ！私はね〜、「絶対この人！！！」っていう推しはいないよwなんか定まんなくてw (2021年2月23日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーペンの芯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時：2020年12月11日 17時
