バイト1日目 ページ39
＿＿＿あのあと保健室で再び眠りについた私は、監督生ちゃんとエペルくんが起こしに来てくれるまで寝ていた。
足はまだ痛いけど、寝たことですっかり元気になったし、授業にも復帰した。
そして現在、放課後！！！
「すみませーん」
『はい、今伺います！』
「君、次これ運んで〜」
『はい！』
モストロラウンジでのバイト、記念すべき1日目です！！！
監督生ちゃんと一緒に、人生初のバイト体験。高校生になったら絶対やろうと思ってた夢が叶った…！いや、正式にはまだ中3なんだけど。
でも私、働くのって楽しいから好きだな…！勉強は嫌いだけど。
オーダーを取って、料理を運んで、またオーダーを取って。
ただこれだけのことなのに、すごく楽しい。
…でも。
『いっ…』
やっぱり足が痛む。
さっきから動きまわっているため、ダメージが大きい。
あとで湿布貼っとかなきゃ…なんて考えていると。
「ね〜ね〜、足引きずってるけど大丈夫〜？」
『…！？
あ、ふ、フロイド先輩』
空になったお皿を運んでいる、フロイド先輩に声をかけられた。
「足痛いの？」
『いいいいいいえ、べべべ別に、だだだ大丈夫ですから！？』
…彼は、私が女の子だってこと、異世界から来たってことを知っている。
しっかり仕事しないと、それらをバラされるかもしれない…！
「あははっ、なーに怖がってんの？」
『た、ただびっくりしただけです…！とにかく私は大丈夫なんで！！！！』
『これ、返してきます』と先輩の持っているお皿を奪い、その場を去った。
『ふぅ…。ホント、心臓が休まんないよ』
お皿を厨房に返して、テーブル拭きでほしようとした、そのとき。
「オイ」
「Aちゃあ〜ん？」
『きゃっ！？』
後ろから、強い腕を掴まれた。
見てみると、この前此処で監督生ちゃんにナンパしてた二人組が…！
あ、あのとき私、「女だから何！？」とか叫んじゃったんだよね…。たぶん性別バレしてる。
「Aちゃん、バイト始めたんだ〜」
「きゃわいいね〜」
『なんですか。そんなこと言っても、監督生ちゃんは出しませんよ』
「あははっ！監督生はもういいの。
俺たち、今日はお前に用事があるんだよね」
『私…？』
「だからちょっと来い」
『んなっ…！？』
男たちは私を引っ張る。
い、痛いっ…！
『やだっ、離してっ！』
「あ？大人しくついて来いよ」
『いやぁ……っ！』
抵抗しても、敵わない。
こうして私は、二人組の男に、人気のない所へ連れこまれたのだった。
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シャーペンの芯(プロフ) - うみねこさん» うみねこさぁぁん！！お久しぶりです！！読んでくれてありがとうッ！嬉しすぎて灰になりました（） (2021年4月7日 17時) (
レス) id: 402419b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - とてもとてもとてもとてもお久しぶり…浮上できてなかった…全部読んだらめちゃめちゃ文才の塊もうすき… (2021年4月7日 15時) (レス) id: 55d88c0b4f (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» そうですよ当たり前ですよ(？)(訳:好きだなんて嬉しいぃぃぃ！！ありがとうございます！！I☆E☆A☆) (2021年4月6日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 徹夜って当たり前だよね(？) だって!!寝れないんだよ!!(言い訳 ｱｯﾄﾞｳﾓｫ。この作品好きなので現在ある所まで見て更新待つ事にします。 I☆E☆A☆(イエア)ｱｯ…ｲｳｺﾄﾅｲ……｡← (2021年4月6日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 桜あやや@べりらわさん» コメントありがと〜！あややちゃんもツイステ好きだったんだ！私はね〜、「絶対この人！！！」っていう推しはいないよwなんか定まんなくてw (2021年2月23日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーペンの芯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時：2020年12月11日 17時
