憧れ ページ24
『モストロラウンジでバイト…ですか？』
私が訊くと、目の前に座るアズールさんは「はい」と言って笑った。
…営業スマイルだ。
迷惑客三人組が逃げたあと、私と監督生ちゃんはVIPルームに案内されたのだ。
ずっとゲームで見てきた部屋に入るのはめちゃくちゃドキドキした！
そしてなんと、バイトに誘われるなんて。
私も元の世界で受験勉強をしながら、「高校生になったらお洒落なお店でバイトしたい！！！」とか思ってたっけ。
バイト……私の密かな憧れだ。
「でもどうして急に？何か裏でもあるんじゃないんですかっ」
監督生ちゃんが、メロンソーダを吸いながら目を尖らせて言った。
「別にAちゃんは契約違反とかしてないし、バイトを頼むことなんて…」
「理由がなく、お誘いしては駄目なんですか？」
「でも、あたしはAちゃんが心配なんです！！！
さっきみたいな常識のない輩に絡まれたらどうしてくれるんですかっ！！」
…監督生ちゃん、先輩相手に強いな。
さっきの三人組にも全然怯んでなかったし、監督生ちゃんって実は強いのかも……？
「Aちゃん、断るなら今のうちだよ！」
『う〜ん。でも、私バイトやってみたいかも…』
「えっ」
「ほら、Aさんがこう言ってるんですし」
「うぅっ…………」
でもやっぱり心配〜……と呟く監督生ちゃん。
「う〜…。
アズール先輩！！！Aちゃんがやるんだったらあたしもやります！」
『えっ。監督生ちゃん、いいの…？』
「友達のためならバイトでもなんでも、ドンと来い、よ！！」
『監督生ちゃん……』
…知ってたけど、めちゃくちゃいい子だ。
『ありがとう』
「ううん、Aちゃんのためなら全然」
『では先輩、よろしくお願いします』
「いえ、こちらこそお引き受けいただき感謝致します」
そして私たちは、バイトの手続きをすることになった。
でも。
＿＿＿私、アズール先輩と会ったことないのにどうしてバイトに誘われたんだろう？
しかも私が呼ばれたのは、アズール先輩にじゃなくてジェイド先輩にだ。
呼んだ本人は来ていない。
『…ま、いっか』
せっかくの憧れのバイトだ。しかも友達と一緒に。
楽しまなきゃ、もったいないよね！
・
「Aさん………。
…ふふ、ジェイドの言っていた通り面白い人だ」
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シャーペンの芯(プロフ) - うみねこさん» うみねこさぁぁん！！お久しぶりです！！読んでくれてありがとうッ！嬉しすぎて灰になりました（） (2021年4月7日 17時) (
レス) id: 402419b6d7 (このIDを非表示/違反報告)
うみねこ(プロフ) - とてもとてもとてもとてもお久しぶり…浮上できてなかった…全部読んだらめちゃめちゃ文才の塊もうすき… (2021年4月7日 15時) (レス) id: 55d88c0b4f (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - Rukia (ゆっくりゆる)さん» そうですよ当たり前ですよ(？)(訳:好きだなんて嬉しいぃぃぃ！！ありがとうございます！！I☆E☆A☆) (2021年4月6日 18時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
Rukia (ゆっくりゆる) - 徹夜って当たり前だよね(？) だって!!寝れないんだよ!!(言い訳 ｱｯﾄﾞｳﾓｫ。この作品好きなので現在ある所まで見て更新待つ事にします。 I☆E☆A☆(イエア)ｱｯ…ｲｳｺﾄﾅｲ……｡← (2021年4月6日 18時) (レス) id: 2e12baa0e6 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 桜あやや@べりらわさん» コメントありがと〜！あややちゃんもツイステ好きだったんだ！私はね〜、「絶対この人！！！」っていう推しはいないよwなんか定まんなくてw (2021年2月23日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーペンの芯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時：2020年12月11日 17時
