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ラウール side
僕がSnow Manに加入してからSNSや裏で色々言われることは予想できてた。
予想できてたとしても、やっぱ心には負担がかかっていたようで、それを目にする回数が増えるのに比例するように日に日に眠りが浅くなっていった。
今日も寝ても、何度も何度も起きてしまったから集合の2時間前には稽古場についてしまった。
廊下を進むごとに誰かが流してる曲の音が大きくなる。
まだ誰もいないだろう時間なのに、今日使われる予定のリハ室に先客がいた。
そこにいたのは真緒ちゃんだった。
S「あ、ラウル。早いね」
ラ「おはようございます」
慌てて挨拶すると、おはよ〜、と少し気の抜けた感じで挨拶が返ってきた。
昨日、というか今日も朝4時までふっかさんとラジオの収録があったはずなのに彼女は何時からいたんだろう。
そもそも、寝たんだろうか。
スノストで1番歳が近いからお姉ちゃんみたいに頼ってね、と彼女が加入を発表してすぐの頃に言われた。
あまり来れないレッスンの合間にも大学の課題、雑誌とテレビのアンケート、全てが英語で書かれている映画の資料の読み込みなど、僕なんかの相談なんて、と躊躇う程に彼女は忙しそうだった。
S「あのさ、振りで通常との変更ある曲ってある?」
ラ「あ、うん、えっとね、___________」
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作者名:m9 | 作成日時:2021年5月17日 11時