人にまで背負わせる趣味はないのに_△ ページ42
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ニュアンスだけですが、辞めた方を出します。
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美緒 side
ジャニーさんが倒れて3日が経った。
一向に目は覚めないらしい。
私にもやっと病室に入る許可が下りた。
病室に入ると偶然、誰もいなかった。
私とジャニーさんの2人だけ。
美「ジャニーさん」
返事なんてあるはずもないのに、呼びかける。
美「私、どうすれば良い？」
どうせ誰も聞いてないなら、吐き出してしま おうか。
美「真緒、もうデビューしちゃうんだよ。ママもいないんだよ。ジャニーさんまでいなくならないでよ。私だけとり残されたくないよ」
何故か自然と涙が溢れてくる。
美「真緒がHiHiとしてJr.に残ってくれた時、
すごい嬉しかったんだよ。
……ずっと横にいたわけじゃないけど、
Hi美としてたくさん一緒に仕事して
本当に心強かったんだよ。
真緒は………才能に溢れてるから
キンプリの後だってHiHiだけじゃなくて
昔いたSixTONESさんとか
……バナさんと7MENに入る話が出てたことも
契約書の時に真緒も呼ばれて
真緒もすぐにはサインしなかったから
あの7人から誘われてたことだって知ってたんだよ。
本当は……私が足枷だって気づいてたんだよ。
でもさ、でも、1人は嫌だったんだよ。
こないだは1人で立ってられるなんて言ったけど、
無理だよ。
……、ねぇ、お願いだから、20歳までは1人にしないでよ」
そんなことを言ったところで、彼は起きない。
30分くらい経って明日のためにも帰ろうと扉を開けると、そこには飛貴がいた。
思いつめた表情をしていて、もしかしてさっきの発言を聞かれていたんだろうか。
もし聞かれていたとしたら、どこからだろう。
最初からだとかなりマズい。
真緒がデビューすることはSixTONESがデビューすることを意味する。
つまりは、事務所のトップシークレットだから。
飛貴は私の背中越しに扉を閉めると、いきなり抱きしめられた。
浮「美緒ちゃんは1人じゃないよ。俺がいるよ。年下で、真緒ちゃんよりずっと頼りないだろうけど、2人で一緒に歩いていこう」
あぁ、聞かれてたんだ。
飛貴には悪いことしたな。
本当はこんな重い秘密は背負わなくて良いのに。
浮「美緒ちゃん、帰ろう」
美「うん」
飛貴はいつも通り私と手を繋いで、もう一方の手に私の荷物を持った。
彼とはこのまま横並びに歩んでいければいいな。
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m9(プロフ) - すとろーさん» コメントありがとうございます。今回の文脈だと役不足ではなく、力不足ですね。気付きませんでした。ご指摘ありがとうございました。これからも楽しんでいただけると幸いです。 (2021年4月23日 23時) (
レス) id: 103beb2be7 (このIDを非表示/違反報告)
すとろー(プロフ) - お話面白く読ませていただいています。よければ、役不足の意味をどこかで調べていただけると幸いです。これからもお話たのしみにしております！ (2021年4月22日 21時) (レス) id: e221a959b9 (このIDを非表示/違反報告)
m9(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。これからよろしくお願いします。 (2021年4月18日 4時) (レス) id: 103beb2be7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年4月17日 19時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：m9 | 作成日時：2021年4月17日 18時
