HiHiの紅一点と美 少年の紅一点は双子なんですっ!?#1

合同_■△ ページ5

今日は2グループ合同練習のようだが、集合時間になっても真緒の姿が見えない。
一方、美緒は1時間前からストレッチをしたり、軽く踊ったりと準備万端である。



H「セーフ？」


美「いや、アウトでしょ？」



多分、走ってきたであろう真緒に詰め寄る美緒。

美人なせいでムッとしていると顔が怖い。



H「マジかー！怒ってます？」


美「まぁまぁ」


H「許してくださいよー」


美「理由による」


H「大学で教授につかまってました」



腕を組んで少し考えている美緒の目の前で、
顔の前で手を合わせてお願いするようなポーズをしている真緒。



美「しょうがないかな。でも、次から仕事なんで、ってきちんと早く会話切ってきなよ」


H「ういっす」



一見、真緒が美緒に怒られて
空気が悪くなったようにも見えるが、
案外これはいつもの風景なので
メンバーたちも何も言わず、温かく見守っている。



H「優斗ー、私のローラーあるー？」


高「持ってきてありますよ、お嬢さん」


H「ありがとー。でも、その話し方キモいからやめた方がいいよ」


高「はぁ⁉そんなにかよ⁉」


H「じゃあ、逆にどこがいいと思ってんの？」


高「なんか、紳士感でてるだろー？」


H「いや、優斗が紳士とか500年は無理だね」


高「そんなにかよ⁉」



ーパンパンッ



美「はいはい、始まるよー」



美緒が手を叩くと場が締(し)まり、
練習が始まった。




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