HiHiの紅一点と美少年の紅一点は双子なんですっ!?#1 (ページ30)

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美緒 side

さっきから話しているのはずっと3人で、私の存在がないんじゃないかな、ってくらい。
3人はすごく楽しそうで、たまに隣の相葉くんが私に話を回してくれるけど、なんだかそれはすごく惨めな気がして嫌だった。

H「はい、では、初回はこんな感じで、え！Twitterで日本のトレンド1位⁉ すごっ！」

二「こうやって我々、おじさんは若いキラキラした子に追い抜かれてくんですよ」

H「和さんのラジオはTwitter連動してないじゃないですか？」

二「あ、でも、真緒はキラキラしてないからなー」

H「え⁉キラキラしてませんか？まだジュニアですよ、私」

二「してないよ、うん。なんか、変に貫禄ついてるし」

相「まぁ、そうだね。うん」

H「えー！あ、お時間ですね。今回のお相手はジャニーズJr.、HiHi Jetsの津田真緒と」

二「嵐の二宮和也と」

相「同じく相葉雅紀と」

美「ジャニーズJr.、美少年の津田美緒でしたー」

「「「「バイバーイ！」」」」

全員がカフスを下ろすと、一斉に話し始める二宮くんと真緒。

私は作家さんやデレクターさんにさっさと挨拶を済ませ、世尾(せお)さんが待つ車に戻った。

世「大丈夫？」

美「大丈夫です。出してください」

世「え？でも、」

美「良いから！出してください」

世「はぁ、」

自分が嫌な女になりかけていることがよく分かる。

真緒は何も悪くない。

歴の差はしょうがないこと、そこから生まれる先輩との関係の深さもしょうがないこと、私も歴の割には先輩に可愛がられてる方。

だけど、こないだの雑誌の伝言板の数だったりとか、今日のラジオの反応だとか、こないだの誕生日だとか、全てが真緒の方が良く見えて、私の全てが真緒のおまけにみえて、本当に嫌になる。

自分がこんなに小さい人間だとは思わなかったし、気付きたくなかった。

そんなことを考えながら、私は眠りについた。

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世尾さんは双子についているマネージャーさんです。