PAGES 3-いつか晴れ渡る空の下で- (ページ28)

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120話仮眠室ページ28

涼太side

〜仮眠室〜

亜嵐が泣いてる姿は珍しい光景ではないんだけど、今回は結構きちゃってるらしく、いつもの倍以上泣いてる

仮眠室までの道のりも、俺らが支えないと上手く歩けなかったもんね

龍「ほれ！ティッシュで涙拭いたるからもう泣きやみ？」

亜「ﾋｯｸ....ｺｸﾝ....ｳｩ
俺、、ｸﾞｽｯ...なにも出来なかった...ﾋｯｸ」

涼「何も出来なかった訳じゃないよ？

確かに亡くなってしまったのは事実だけど、亜嵐くんは寝るのも惜しんで痛みを与えないよう、ずっと薬を調節してたじゃん。」

亜「でも、、ｸﾞｽｯ」

龍「でもやないで？

亜嵐くんは患者さんにする事ができる最大限をしてた。それは僕ら全員思ってることやで？

亜嵐くんの治療を待ってる患者さんはいっぱいおるんやから、もうグズグズするのは終わりにして寝よ^^*」

そう言って龍友くんは、亜嵐くんをベッドに寝かして布団をかけ、胸の辺りをリズム良くトントンとして、亜嵐くんを寝かしつけた。

相当疲れていたのか、5分もしないうちに寝てしまった

龍「あれ？もう寝たんか笑

あ、いつもAを寝かしつける癖でトントンしてしもた笑」

涼「無意識だったんですか？！
でも、龍友くんのおかげで亜嵐くんも落ち着いて寝れたし良かったんじゃない？笑」

龍「まぁそうやな！じゃあ、僕らも明日早いし寝るか〜

ほら、涼太も布団入ってー！！

入った？じゃあ電気消すで？

おやすみ〜」

龍友くん、なんかお母さんみたい笑

涼「ふふふ笑おやすみ」

龍「なに笑っとんねん
涼太もトントンして寝かしたろか？笑」

涼「いや、大丈夫っす」

早く寝ないとあの人なら、やりかねないからちゃっちゃと寝よ！！

明日には亜嵐くんの笑顔が元通りになってますように