PAGES 3-いつか晴れ渡る空の下で-

114話 無菌室 ページ22

【Aside】

やっぱり熱が上がっているらしくて、無菌室に行くことになってしまった。


熱高そーだなとは思ってたけど、まさか無菌室に行くことになるなんて...。

無菌室って、ほんとに殺風景だから怖い！！

小児科にいる時は、何回も無菌室に行ったことあるけど、いざ患者さんの立場になって行くとなると怖すぎるよー！！泣



どうにか行かないでいいよ？って言ってくれないかなという僅かな希望を抱いていたのに、

ベッドのまま移動って...。。




やだ！怖い！泣



亜｢あーもー、暴れないよ！暴れたら体力無くなっちゃうよ〜｣


涼｢こんな暴れてたらベッドから落ちるよ？｣


そんなこと言われたって...ｸﾞｽﾝ




龍｢じゃあ、亜嵐くんに抱っこして連れてってもらおーよ！｣



涼｢あ、いいね！亜嵐くんにギューってしてもらったらちょっとは安心するんじゃない？｣




ん？話が勝手に進んじゃってる...？


熱が高いからか、暴れすぎてなのか、だんだん疲れてきて頭が働かないよ。。


亜｢ほら、ギューってしよーね^^*｣


ぼーっとしてたら、身体が宙に浮いた


めっちゃ恥ずかしいけど、それよりもすっごく安心感がある。


龍｢点滴は絡まらないように、僕が押したるからゆっくり歩いてな〜｣



亜｢ありがとー！！良かったな、A？^^*｣









now 無菌室


亜｢とうちゃーく｣


亜嵐くん、気を使ってくれてめっちゃゆっくり歩いてくれたけど、やっぱり着いちゃった...ｸﾞｽ


亜｢ん？怖くなっちゃった？｣


無菌室がどんな部屋かも知ってたけど、やっぱりちゃんと見てみると、あまりにも殺風景な部屋すぎて、亜嵐くんの胸に顔をうずめた。



亜｢ベッドに行こっか！俺も一緒に行くからね^^*｣

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