PAGES 3-いつか晴れ渡る空の下で-

111話 ▽ ページ19

何度あるのかは分からないけど、明らかにこれは熱があるなってわかる。
体が熱を持ってる感じはするんだけど、寒気が...


ここからまた上がっちゃうんだろーなー


時計をみたら、朝早すぎたから我慢できるだけ我慢しようかなって思ったけど、寒すぎてナースコールを押した。


あ｢ハァハァハァハァ....亜嵐くん...ハァハァ｣



本当は何があったか説明しなきゃダメなんだけど、頭が回らなすぎて咄嗟に亜嵐くんの名前を出した。








NAOTOside


休憩がてらAの様子見に行くために、ナースステーションに顔出して、涼太と少し話していたら、ちょうどAからナースコールが入った。




な｢涼太！俺、先にAのとこ行くから亜嵐呼んでこい！｣



涼｢はい！｣



呼吸が荒かったから熱が上がってしまったのかも...









な｢A！入るよ！｣


あ｢ハァハァ..なおと...先輩...ハァハァ｣ｸﾞｽｯ



顔がほんのり赤くなっていて、泣いているせいで目がうるうるで、すでに退行してるように見える。




な｢んー？泣かなくていいんだよ^^*
お熱出てしんどくなっちゃた？｣


あ｢...ｺｸﾝ...ｸﾞｽｯ｣


な｢もうすぐ亜嵐来るからね(撫

その間にお熱だけはかっておこうね？｣







『コンコン』


亜｢A大丈夫か？なおとさん、ありがとうございます！｣


な｢体温は38.4で急に熱が出てしんどくなって泣いてるみたい。

多分、副作用が出たショックもあると思う。｣


亜｢りょうかいです。
結構退行しちゃってますね。。｣



な｢俺もサポートするから、なるはやでやってあげな？｣


亜｢はい！｣









【亜嵐side】


涼太に呼ばれて来たはいいものの、思っていた以上にすでに熱が上がっちゃってるな。



亜｢A〜、亜嵐くんの声聞こえる？｣


あ｢ｺｸﾝ...ｸﾞｽｯ｣




亜｢お熱下げるために点滴増やすけど、そのままいい子にゴロンしててね^^*｣



あ｢点滴...ｸﾞｽｯ...いらないぃ！ハァハァ｣





そーいうと思ったよ笑

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