PAGES 3-いつか晴れ渡る空の下で-

109話 抗がん剤治療 ページ17

いつも通り、時間が経過するのは早いもので...


亜｢涼太の方向いててね〜｣


『チクッ』


あ｢んっ...ｸﾞｽｯ｣


涼｢上手にできたねー！！(撫｣


涼太くんが撫でくれる嬉しさより、これからの恐怖が怖くて。。


あ｢.....ｳﾙｳﾙ｣


亜｢もう痛いの終わったから泣かないの〜｣


あ｢...ﾌﾙﾌﾙ.....ｸﾞｽｯ｣


亜｢....副作用？｣


あ｢ｺｸﾝ...｣





亜嵐side

なかなか泣き止まないなって思ってたら、副作用に怯えていた。


見えない不安を取り除くのは本当に難しい。



本当は、彼氏なんだからずっと傍に居てあげたいんだけど、俺は医者だから他の仕事があって、そんなことはやってあげられない。




亜｢大丈夫大丈夫。
ナースコール押してくれるかPHSで呼んでくれたらすぐ来るから。ね？^^*｣



あ｢.....すぐきてね、、ｸﾞｽｯ｣


きっと無理させてしまってるな。。




涼｢亜嵐くんが遅くても、俺と龍友くんは今日1日ずっ
とナースステーションにいるからマッハで行くよ！｣



あ｢...ｸﾞｽｯ...ありがと^^*｣


まだグズグズしてるけど、笑ってくれた^^*
最初からテンション低いままだと、メンタル的に1週間持たないからね...汗





最後に念押しで、何かあったら呼んでっていうことを伝え、後ろ髪を引かれるおもいでAの病室を出た。



涼｢A、メンタル的に1週間持たなさそうだね(汗｣



亜｢まーねー、、

あんま辛い副作用が出なければいいけど...｣

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