ちょっと昔話 ページ10
水野side
中「みんな若かったな〜」
重「神ちゃんのあれ何歳？？笑」
懐かしかったな〜
うちの映像もスタッフさんが探してくれて。
愛されてるわ〜
テレビに映るキラッキラの男の人たち。
母がよく見ていて、私はカッコイイと思うより
"私もなりたい"と思うようになった。
多分、奇跡。
こんな運命二度とない。
ホンマに奇跡でオーディションに合格してジャニーズジュニアになった私。
最初はまぁ、大変で、笑
女がジャニーズ？なめてんのか。
なんてもう慣れて、話しかけてくれる人なんてほとんどいなかった。
藤「Aちゃんやっけ？ダンスめっちゃ上手いな」
初めて話したのは流星やった。
藤「俺、妹が2人おってさ〜そいつらもめっちゃダンス上手いねん！！」
流星は本当に優しいお兄ちゃんやから、萩花ちゃんたちと同じくらいの私が気になって話しかけてくれたらしい。
藤「あ！しげ！！
一緒に練習せえへん？こいつめっちゃ上手いねん！」
重「ホンマ！？俺ダンス苦手やねん、、
俺、重岡大毅！ダンス！終えてくれへん？」
それからしげと流星がいつも一緒にいてくれて、
だんだん他の子たちとも話せるようになって、
入所して2年、
私の存在を認めてくれる人は増えていった。
でもそれはジュニアの中ではの話、、
事「水野、お前の努力と実力は認める。
しかし、世間"なぜ、女が"と言う意見は恐らくずっと付きまとってくる。
現段階では今のお前のことを表舞台に立たせてやることは少ない。」
正直つらかった。
女というハンデ。でも努力して、文句なんて言われないくらいダンスも歌も上手になれば必ず見てくれる人が増える。努力は報われるはずや。
そう思って頑張ってきたけど、この世界は簡単ではなかった。
母「Aが本気なら止めないけど、簡単じゃないわよ？母さんだって急にジャニーズに女の子が入るなんて聞いたら、なんで？？って思うもの。たとえそれが娘でも、、、
でも、やってみなさいよ、何においても初めての人になるって辛くて難しいことよ？
でも、努力が報われる瞬間って最高だと思うから
頑張りなさい！」
そう、分かってた。
それでも自分の努力は嘘やないのに、、
「まだまだなんやな、、、」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 240人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らら | 作成日時：2019年8月26日 21時
