話してや ページ46
重岡side
いつもは楽しいレッスン。
けど、今日はみんなも静かに確認をしている。
Aも今日はいつも以上に集中している。多分俺のせいやけど、、
桐「おっしゃ!ほんなら最後通して終わろか!!」
最後の通しが始まって、1曲目が終わり2曲目の位置に移動する。
、、Aが位置を分かってない、
曲は止まることはなくて、流星がアイコンタクトでAに教えている。
あいつ、2曲目飛んでへんか?
1回曲止めてもらった方が、、、俺が止めに入ろうとした時
ドンっ!!
水「きゃっ!」
小「え!!ごめん!A!?」
案の定正しく踊っていた小瀧とぶつかりAは軽く飛ばされしまって、、
神「ちょ!大丈夫!?怪我とかしてへん?」
小「俺は全然!!Aは!!」
水「ごめん!ホンマに!!うちも大丈夫やから、、
止めてしまってすみません。」
俺には分からへん。Aが何を隠してて、なんでこんな状況になっているのか。流星には話してて俺には話してくれへんことも。
全然大丈夫じゃないのに大丈夫って言うことも。
「何が大丈夫なん?
1歩間違えれば大怪我になってたんぞ!
、、流星も、自分だけどうにか出来るとでも思ってるん?何かあって責任もてるんか!」
中「ちょ、しげ。落ち着けって。」
気がつけば俺は流星の胸グラを掴んでいて、
部屋も俺たちだけになっていた。
水「しげ!流星は悪くないから。
迷惑ばっかかけてごめん。」
違う。俺が聞きたいのはごめんやない。
「そのごめんも聞き飽きたわ。
俺が聞きたいのは今のAに何が起こってんのかや。今のお前の姿、俺は見たくない。
なぁ、何があったん?」
いつも笑顔で楽しそうに仕事するのに、何するにしても頼りになるやつなのに。
今のAはそんな姿とはかけ離れている。
Aに笑顔が戻って欲しい。この思いが伝わって欲しかった。
藤「ごめん。
A、やっぱみんなに話そう。
みんなに隠してる方が迷惑や。
みんなが居たらもっとなんか出来ることあると思うねん、、、」
流星の言葉にAが小さく頷く。
ゆっくり口を開いて教えてくれるAの言葉をみんなで聞いていた。
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作者名:らら | 作成日時:2019年8月26日 21時