▽ ページ49
岸side
病室の扉を開けると
真っ白な空間に真っ白なA
本当に同じ人間なのか疑ってしまうほどに綺麗だった
マネージャーからAの意識が戻ったことは聞いていたけど
『みんな来てくれたんだ！』
いつもと変わらないAに皆がホッとしているのが伝わってくる
紫「もう起きて大丈夫なの？？」
『まぁ、傷は痛いけど、そんな酷くなかったみたい』
いつも通りすぎる笑顔のA
岸「あ、あのさ、！！助けてくれてありがとう、、、」
『ありがとうって言いながらどうしてそんな辛そうな顔してるの？？』
涙が出ないように、笑顔で言うつもりが、、、俺には無理だった
『みんながそんな暗い顔してるのって、私の脚のこと聞いたからだよね？？』
玄「A、、、知ってたんだね」
『意識が戻ってすぐに教えてもらったの、まぁ、自分の身体のことだから聞かなくてもおかしいなって気づいたけどね』
Aが強がっていつもと変わらないトーンで話してるのがわかる
岸「ほんっっっとに！！俺のせいで、ごめん、、、謝るだけじゃ足りないけど、、、！！」
廉「優太、、、」
額を床につけて土下座をする
きっとAは謝罪なんか求めてないだろうし、謝っても怪我が治る保証はないけど、、、
『ねぇ、岸くん、、、誰が岸くんのせいって言った？？
元々事件の原因は私なんだし
謝ってもらったところで、私がまた踊れるようになるわけでもないんだよ？』
紫「A、流石にその言い方は良くないと思うよ？」
こんなにも冷たいAの声を初めて聞いた
『私に謝るなら、下向いてないで前を見て
岸くんだけじゃなくてみんな、そんな顔してファンの前に立つつもり？？
そんなことしたら絶対許さないから』
『岸くん、立って、こっちきて』
Aのその言葉に従う
立ってベッドの淵まで行くと
---ガバッ！！
上半身をベッドから乗り出して
お腹のあたりに抱きついてきた
岸「っうぇっ？？A??!」
すごくすごく強い力で抱きしめながらも震えている
そりゃ、こわいよな
『謝らなくていいから
一緒に、踊って
一緒に、歌って
みんなとまだアイドルしてたいっっ！
だから、、お願いっ、置いていかないで、、、
いつになるかわからないけど、絶対追いつくから
私の場所、守って待ってて
お願い』
岸「、、、おうっ！まかせろ！」
あまりにも悲痛な叫びに、俺はA抱きしめ返して頷くことしかできなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真帆 - れんかい担です！すごく面白いです!!他の作者さんと違ってストレートなのが書けないと仰ってましたけど、私はむしろこっちの方が好きです笑 これからも応援させていただきます！ (2019年8月27日 22時) (
レス) id: 6a421f0724 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - キンプリ岩橋君寄りのオールです最高です更新大変だと思うけど頑張ってください応援してます (2019年8月27日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
りつ(プロフ) - アユカさん» 最近忙しくてなかなか更新できずに申し訳ありません！暖かいお言葉のおかげでやる気が戻ってきました！！本当にありがとうございます。 (2019年8月8日 1時) (レス) id: ba78544f90 (このIDを非表示/違反報告)
アユカ - 続きみたいです！！更新頑張ってください。ずっと、応援してます！ (2019年8月6日 13時) (レス) id: b5becbd2a0 (このIDを非表示/違反報告)
りつ(プロフ) - フーディさん» コメントありがとうございます！！�盒兇�んですね！かしこまりました、、ラブラブ期待に添えるように頑張ります！！ (2019年7月27日 2時) (レス) id: ba78544f90 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りつ | 作成日時：2019年7月10日 8時
